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3DプリンターとArduinoで電動アシスト技術を再現したい

 最近思うことがある。

 私は自動車メーカーに勤めているわけだが、確かに自動車は人々の生活を便利にしている。遠くに移動できる、重い荷物を楽に運べる、車中泊にレジャーに用途は無限大。しかしながら自動車にはいまだ解決できない課題がある。一つはライフサイクルにおける環境負荷。もう一つは使用者への金銭的な負荷。そしてもう一つは生身の人間にとって車は依然として凶器であるという点である。
 自動車メーカー各社は血眼になって解決策を探っている。弊社も例外ではない。持続可能な社会を実現するために奮闘している。しかし持続可能な社会に今流通しているような形態の"自動車"はどれくらい残っているのだろう、と思ってしまうのだ。もっと環境への負荷が小さく、使用者の財布にも優しく、人も傷つけない、そんなモビリティの形は他に存在するのではないかと。

 グダグダ詳細を書いてると眠くなってくるので結論を書くと、電動アシスト自転車、あるいは電動の原付が持続可能社会におけるモビリティの先鋒になると期待しているのです。キーワードは"電動アシスト"です。

そんなわけで電動アシストへのあこがれを形にするべく、台車のガワを作っています。

リア側にはArduinoと加速度センサを搭載している4輪車モデルです。(2輪にしたいところですが姿勢制御ができないので泣く泣く4輪です。)フロント側は今は何もありませんが、モーターと速度センサが付く予定です。

 現状の電動アシストではペダルをこぐときのトルクをトルクセンサで測定して、そのトルクに応じたモーター出力をすることでアシストを実現しています。しかしトルクセンサは高額のため、ある方法でトルクを概算できないかと、ある理論をたてています。その理論が成立するかどうかはこの試作一号機の実験結果次第ですかね。。。ゆるゆると開発を進めていく予定です。モーターが付いたあたりでまた近況を投稿しようかな。。。(おわり)

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