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つむぎの活動② オンラインサロン「つむスペ」

「social work station つむぎ」の活動

前回は①自主上映について書きました。今日は、②オンラインサロン「つむスペ」についてご紹介します。

「つむスペ」とは

 twitterの「スペース」という機能を利用して毎週金曜日の22時からやっています。ほとんどは、今週の出来事や今の気持ちを自由に話す回ですが、時々「居場所づくり」「自分をゆるす」などのテーマを設定しています。誰でも、安心して参加できる工夫をしたいと思い、ひとりずつ順番に話す「言いっぱなし、聞きっぱなし」という方法で始めました。

「言いっぱなし、聞きっぱなし」というスタイル

「言いっぱなし、聞きっぱなし」とは
参加者が話したことに対して、司会者もほかの参加者も、コメントやアドバイスは一切しません。
 批判や議論もしません。自分の話す番がきたら話し、ほかのひとが話している間は、だまって聞きます。
 これを「言いっぱなし、聞きっぱなし」の原則といいます。
引用:AAのミーティングとはなんでしょうか

 立場や年齢、知識や経験の有無によって語りが抑制されたり、忖度が生じたりしにくい「安全」な場を作るために、自助グループで行われているこの方法に知恵を借りることにしてみました。

 半年ほど続けてみて、やればやるほど「言いっぱなし、聞きっぱなし」の不思議さに魅了されています。相手の反応を気にせずに、心にあることを最後まで言葉にしてみる体験。相手の言葉にすぐに反応せずに、自分の心の中に受け止めるだけの体験。聞きながら浮かんでくる自分のいろんな感情や思いを味わうだけの時間。

「分かり合う」ことを急がない

 私は「対話」は「分かり合う」ためのものだと思っていました。でも、半年「つむスペ」を続けて感じているのは、「分かりあう」ってちょっと危険かも?ということです。「分からない」という状態に耐えることが辛くて、これを性急に解決しようとして、相手を取り込もうとしたり、分からないことを切り離したりする…それが分断の始まりなのではないかと。だから「分かり合う」じゃなくても良い、ただ「聴き合う」それくらいでもいいのかもしれない、と…。

ぜひ遊びに来てみてください

 「つむスペ」では、結論を出したり、議論をしたり、しません。ただ自分の心にあるものを言葉にして眺めてみる。他の人の言葉を聞きながら、自分の心を眺めてみる。いつもの「会話」とは違う、不思議な体験です。

 ファシリテーターはスピーカーを順番に指名するだけなので、開催する側もとっても気楽で、それが毎週続けられている理由かもしれませんね。

 興味のある方、ぜひ「social work station つむぎ」のTwitterをフォローしてみてください。架空の縁側みたいな気持ちで開いているので、お気軽にどうぞ。エアほうじ茶淹れてお待ちしています。

http://www.twitter.com/kaikokoko

こちらは東村山の「百才」本物の縁側です

 ちなみに、2023年春からは東村山にある古民家のコミュニティスペース「百才」(ももとせ)をお借りして、月に1回くらい場を開こうと思っています。そのお話はまた次回…。おたのしみに!


<参考>
AAのミーティングとはなんでしょうか 
http://aa-kkse.net/meeting_explanation.htm

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