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家事マウントに注意 家事の頻度

 今日は「ただちに生活に支障はきたさないが、長期的にはマイナスの影響を及ぼす」という緊急度Bのプラスワン家事について。(ルーティーン家事にプラスして行う家事でプラスワン)前回までの記事をお読みで無い方のために、緊急度別家事分類を再掲しておく。

<緊急度別 家事分類>
緊急度A ルーティーン家事 行わないと生活に支障をきたす
緊急度B プラスワン家事 ただちに生活に支障はきたさないが、長期的にはマイナスの影響を及ぼす
緊急度C ハイレベル家事 生活に支障はきたさないが、時々恥をかく
緊急度D 趣味家事 行わなくても全く支障がない
(詳細は2021年10月15日記事参照)

 まず緊急度Bのプラスワン家事には何が含まれるか羅列してみよう

・掃除機
・トイレ掃除
・洗濯たたみ
・洗濯しまい
・リネン交換
・洗濯槽掃除
・クリーニング出し、受け取り
・粗大ゴミ
・鞄整理
・レシート整理 etc.

 どの家事を緊急度Aとし、どの家事を緊急度Bにするか振り分けをする際に「家事マウント」が発生する。

家事マウントの例1)「ええっ、掃除機毎日しないと、ハウスダストとかで、生活に支障出ますよね?小さいお子さんがいる家なんかだと特に…」

 実際、何を「支障」「緊急」と捉えるかは人次第ではあるのだが、一応緊急度Aは、怠ると次のアクションが起こせないレベル、緊急度Bは汚いけど我慢すればアクション自体は起こせるレベル、としておこう。例えば(A:洗濯)下着を洗っていなければ2回履くことはできないが(B:洗濯たたみ)洗濯たたみはサボってもピンチから取ってそのまま着るという手がある。(A:皿洗い)食器を洗わずにもう一度使うことはできないが(B:リネン交換)シーツを替えていなくても横になることはできる。線引きはそのあたりになる。

家事マウントの例2)「ええっ、でもリネンって定期的に交換しないとダニとか出るじゃないですか…緊急度Aじゃないですか?」

 ・・・。

 ともかく「偽・ていねいな暮らし」を脱却するためには、これらの先延ばしにしがちな緊急度Bの家事の頻度を増やしていく必要がある。この命題に対して、まず行うべきことは「現状の把握」だ。ただしB家事の具体的な頻度は、その家庭の貯金残高を公開するにも等しい極めて私的な事柄であるため伏せ字とする。

・掃除機 ●●に1回
・トイレ掃除 ○●に1回
・洗濯たたみ ▲▲に1回
・洗濯しまい ◆□に1回
・リネン交換 ◎×に1回
・洗濯槽掃除 ✳︎●に回
・粗大ゴミ □□ヶ月放置
・レシート整理 ××に1回

家事マウントの例3)うちは掃除機なんて3日に1回しかかけてないよぉ〜

•••。

 ちなみに「マウンティングしてくるヤツうざい」とか言ってるヤツほど無自覚的マウンターであることがほとんどだ。上に3つの家事マウントの例を挙げたが、これらは極めて一般的な衛生感覚を持った人の素朴な発言であり、それをマウンティングと感じてしまうのは家事ダメ子の受け取り方の問題である。「偽・ていねいな暮らし」のプロは家事ができないわりには意識だけはめっぽう高く、理想と現実のギャップに日々苦しめられる結果、周囲の発言に過敏になるのだ。

ともあれ、家事考察はまだ続く。次回は実際に家事時間を計測してわかったことについて。徐々に実用的な内容に入っていく。

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