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偽・ていねいな暮らし

 家事が苦手だ。16歳に寮生活を始めてから、もう20年以上家事と付き合ってきたわけだが、洗い物は翌日まで残る、洗濯物は常に山積みという状態で、思い描く「ていねいな暮らし」にはほど遠い。家事ができないなら「非・ていねいな暮らし」に甘んじればいいのに、憧れだけは捨てきれないため、まるでていねいに暮らしているかのような写真ばかり撮ってSNSに投稿するという「偽・ていねいな暮らし」な日々を重ねている。(インスタグラムを参照)せっかく育休なので家事について考えたことを文章にまとめていくことにした。そんなことしてる間にさっさと家事に取り組めばいいのだが、それができれば苦労はしない。家事が面倒で面倒で仕方なくて、でも家事ができる人への憧れだけは消えないという矛盾を解決するために、まずは家事についてあれこれ考えてみるという第一歩なのである。

 さて、ひとくちに家事が苦手と言っても、ダメさには段階というものがある。

C級 「ていねいな暮らし」のプロにも起こりえる程度のもはや何がダメなのかもわからない程度の軽微なダメさ(例)エコバッグを持参し忘れる等

B級 ママ友に笑って話せるくらいのダメさ(例)洗濯物がベッドに山盛りになっているが、すぐに横になりたいため足もとに洗濯物を寄せて縮こまって寝る等

A級 生活に支障をきたし、周囲に迷惑をかけ始めるできれば秘めておきたいダメさ(例)クレジットカードの支払い期限を過ぎる、保育園の荷物を忘れる等

S級 害虫、腐敗物、カビなど、健康に害を及ぼすレベル(例)虫の大量発生や子どもの喘息を悪化させるほどのホコリやカビ

 我が家に発生しているB級からS級の様々な問題を解決すべく、現状の把握、ダメさの原因考察、解決への具体的提案と効果検証をしていきたいと思う。ちなみに我が家に発生したS級事案は人に深い不快感を与えかねないため、公開の対象から外し、読み手の想像に委ねることとしたい。

 次回は、そもそも「ていねいな暮らし」への捨てきれぬ憧れはどこからきたのか書いてみようと思う。(解決までの道のりは長くなりそうだ)

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