【本当のニーズを見つける】花屋に行く人は花が好き?

こんにちは。トーイです。今日も、MUPカレッジで学んだ内容をギューッとまとめました。今日の内容は、「本当のニーズを見つける」です。


多くの人が3つの間違いをしている

いくつもの企業のコンサルを経験してきた竹花さん曰く、ほとんどの企業が次の3つの何かを間違えています。

<ターゲット>
花屋に来る人は花が好き?
<ニーズ>
スタバはマクドナルドにコーヒーの味で負けた。味を改善すべき?
<コミュニケーション>
創業〇〇年とか、「特許取得済み」


それぞれの考え方のポイントが以下になります。

<ターゲット>
・所得や性別ではなく、行動でしっかりと見る
・潜在心理からしっかりと仮説立て
・ターゲットを絞る方法は4段階の3番目
<ニーズ>
・潜在的ニーズを把握し感情を動かす
・FASHERの法則にCSニーズを当てはめ明確化
<コミュニケーション>
・ソフト視点でものを見る
・ニッチ層にニッチな訴求PR
・体験を意識したサービス

では、1つずつ見ていきましょう。


<ターゲット>

どんな人をターゲットにするか?ターゲットは年代や居住地、年収等の属性で設定するのではなく、心理状態や行動で設定すべきであると竹花さんは言っています。

例えば、カフェで例えると、20代女性をターゲットにしても40代も来店するし、男性も利用します。したがって、年齢や性別等の属性で絞っても意味がないんです。ターゲットを心理や行動に置き換えて考えて見ると、カフェには仕事をしに来る人もいれば、デートで来店する人もいます。インスタ映えを狙っている人もいます。このように、心理や行動で分けて考えることによってターゲットが明確になり、打ち手も変わってきます。

ターゲットを考える上では、①購入前②購入③購入後の3つの状況における心理状態と行動を考えていきましょう。

ターゲットは心理状態や行動で設定
①購入前(心理)(行動)
②購入(心理)(行動)
③購入後(心理)(行動)


また、「誰もがターゲットです」は、結局誰にも売れません。そこで、ターゲットになりうる人が見つかったら、広いものから4段階書いてみましょう。その中の3番目くらいがちょうどいいです。

売上UP法

店舗SNS活用方法

美容院SNS活用方法◎

美容院ツイッター活用方法


クレカ欲しい方

クレカ特典が欲しい方

カード審査が通らない方◎

外国人用クレカ欲しい方


<ニーズ>

潜在化層=感動=負の解決

ニーズを考える上では、潜在的部分から仮説を立てるスキルが今一番求められています。
例えば、補聴器の販売で考えてみます。顕在的なニーズばかり考えていると、補聴器の説明ばかりしてしまいます。「コンパクト補聴器!」「特許取得済み!」「国内製造補聴器」等、機能の説明になってしまいます。しかし、それでは人は動きません。
人は、心が動いた時に行動します。そしてそれは、潜在的な見えない部分の「不」が解決した時に生まれます。補聴器ですと、解決したい「不」は「孫との会話」です。耳が聞こえづらくなってきて、大好きな孫と会話ができない・・そんな潜在的なニーズを汲み取れると、PRするときは商品の説明はしません。「はっきり聞きたい声があるから」等のキャッチフレーズでPRし、より多くの人に刺さりやすくなります。

人は解決したい「不」と「理想」の姿があって、その間をつなぐものが「感動」です。そして「感動」を生み出すために、PR等の施策を行います。


顧客の6つのニーズ「FASHER」

ハーバード大学の講義で言われているのですが、顧客のニーズは、必ず以下の6つのどれかに当てはまります。皆さんの扱う商品やサービスがどれに当てはまるか考えてみましょう。

Family(家族)子供の塾、家族の健康
Anxiety(不安)保険、スポーツジム
Self-satisfaction(自己満足)くつろぎ、オーダーメイド
Human relationships(対人関係)エステ、美容院、化粧品
Emergency(緊急性)鍵開け工事、水道漏れ、PCデータ復旧
Return(リターン)投資、集客媒体、コスト削減


<コミュニケーション>

ハード視点→物から生まれる視点
ソフト視点→体験から生まれる視点

顧客体験以外からは何も生まれません。施策は、顧客体験を意識して実施しなければなりません。

例えば、ラムネの商品改善ですと、ペットボトルの需要増加に伴い、ラムネの容器を瓶→ペットボトルに変更しました。ハード視点での改善です。しかし、これでは全く売れませんでした。
なぜかというと、顧客はラムネを買う際、味や飲みやすさを買ってはいませんでした。昔ながらの体験やお祭り気分、ビー玉を取り出す等の体験(ソフト視点)を買っていたのです。

スタバがマクドナルドにコーヒーの味で負けた時、スタバは全く気にしていませんでした。ハード視点だと、味のレベルを向上させようとします。しかし、スタバは「サードプレイス」での顧客体験を売っているので、ハード面で戦おうとはしなかったのです。


evianの例

顧客の行動や心理からニーズを読み取り、施策を考えてみましょう。例えば「水」で考えてみると、

なぜ水を飲むのですか?
→喉が渇くから
なぜジュースではダメなのですか?
→太るから
→水の売り物は「美容」
Human Relationsに分類

「水」という「モノ」を「美容」という「ソフト思考」で考えたevianは、150円で販売している水を、「いつでも持ち歩くことができ、顔に吹きかける水」という美容体験として1300円で販売しました。

潜在的ニーズを突き止めることができると、「ウリ」が明確になります。
また、6つのニーズ「FASHER」の中で、競合には提供できないニーズを突き止めることができると、競合との競争に巻き込まれない施策を打つことも可能になります。


まとめ


<ターゲット>
・所得や性別ではなく、行動でしっかりと見る
・潜在心理からしっかりと仮説立て
・ターゲットを絞る方法は4段階の3番目
<ニーズ>
・潜在的ニーズを把握し感情を動かす
・FASHERの法則にCSニーズを当てはめ明確化
<コミュニケーション>
・ソフト視点でものを見る
・ニッチ層にニッチな訴求PR
・体験を意識したサービス

これらを意識して考えてみましょう!

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