「頑張ってない」の基準

頑張るってなんだろう。

これは90代のご利用者様との話。

わたし「最近何してますか。」
ご利用者様「なんもしとらんね。もう昔みたいに仕事も毎日やらんからね。もう頑張れんわ」と。

わたしは知っているこの方がたくさんのことを行っていることを。少し列挙してみよう。

（ちなにこの方は3世帯で同じ敷地内で住んでます。もともと農家で今は息子さんに世代交代してるそうです。）

＊洗濯物。
自分の着た服と息子さん夫婦の作業を。
ほぼ毎日している。
＊布団を引きずりながら頑張って干している。
＊2日に1回農家の手伝い。箱つくり50個ほど。
＊自身の部屋の掃除
＊認知書にならないように数独をやっている。

これだけやっているのに。なんもやってないという。不思議だ。90代でこれほどいろんな活動をしていたら、なんもしてないなんて私だったら言えない。

頑張るの基準は人によって違うなと感じた出来事でした。

やはり人はいろんなものと比べたがる。
過去の昔だったり、他の人だったり。
比べても意味はない。正解もない。なのに比べても落ち込んだりもする。
ものの見えかた、考え方、感じ方はいかに様々だ。

見たいものを見る世界でもいいのかなー