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モノ、エネルギー、物流。様々なインターネットのお話

びっくりした人もいるかもしれない。実はインターネットには、いろいろな種類がある。

これは、以前の投稿「インターネットはこれから何を目指すのか」の続き。⬇️

で、皆んなが普段言ってるインターネットは、情報のインターネット。

情報のインターネットとは、一言で言えば、情報をやり取りする事を目的として使われてる、世界中の様々な通信ネットワークを接続して全体で使える様にしたのが、情報のインターネット(相互接続網=インター・ネットワーク)
道路のインターチェンジとなんか似ていると思う?
そう、高速道路と一般道を相互接続するのがインターチェンジだった。
その通信ネットワーク版。

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もう見えてきたと思う。モノや物流、エネルギーのインターネットはそれぞれの要素を相互に繋げる事によって成り立つ新しい形のネットワーク。

人間を介すかどうかは関係なく、モノ同士が繋がり、相互に作用していくのが、モノのインターネット。

別に情報のインターネットを使わなくてもいいけど、今は情報のインターネットを介して相互接続するやり方が最も効率が良いから、情報のインターネットにモノを接続する事をIoTって表現している事が多い。
本当はモノ同士が相互接続して相互に作用する事を指すから注意しよう。

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エネルギーのインターネットは、少し複雑。
例えば電気は、電気事業者が地域を独占して発電と送電を行ってきた。今は、発電と送電は別の会社がやっている。

この先、それぞれの家で太陽光で発電して、蓄電池に溜められる様になって、それぞれのお家の電気を地域で分け合える様にする。

それぞれの家が発電所になって、お互いに繋がってできた電力のネットワークがエネルギーのインターネット(相互接続網)。

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地域一帯の家をつなげで全体を見ればまるで大きな発電所ができたようになる。それは一つの大きな仮想発電所とも言える。
そうすれば台風なんかで送電網の大元が切れてしまっても、お隣・近所で電力を分け合けあうと、停電時もある程度自立できるから、停電復旧も早くなるだろう。

物流のインターネットは想像つく?家の車が近所の人の移動やモノの運搬に役に立つようになる。

個人の車は95%の時間、使われていない(※1)。それを上手く近所の人のために使えるようになれば皆んなで助け合える。

(※1)WIRED 2018.10.19 FRI 08:00
都市交通の未来のために、「路肩」をめぐる戦いが始まる
https://wired.jp/2018/10/19/curbs-new-urban-battleground/

そもそも自分で車を持つ必要がなくなり、皆んなで共有の車を上手く貸しあえるようになる。自動運転と結びつくと最高かもしれない。

勿論荷物の配達も自動運転のシェアカーで。大きさの規格が決められるなら、誰から誰か宛の荷物もシェアカーに乗せれば自動交換で様々な車を乗り継いで、目的地まで運べるようになる。途中、ドローンなどどんな乗り物を使うかは自由だし、その種類自体は問題じゃない。

さぁ、誰かが集中的に管理して提供する世界から、皆んなで協力して助け合う新しい社会へ向けて僕たちも進もう。

(本文中の写真は全てpixabeyより)




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