見出し画像

インターネットはこれから何を目指すのか

ネットワークのネットワークと言われるインターネット。2017年の国内利用率(個人)は80.9%(※)で、殆どの人が当たり前に使う様になった。
一昔前の固定電話の普及と同じ様なものだろう。

でも、今更ながらインターネットって何?ときちんと説明がしづらいものだったりする。そして、社会にどんな影響を与えていくのか。

そこら辺を整理してみる。

(※)平成30年情報通信白書
第2部 基本データと政策動向 第2節 ICTサービスの利用動向 より

画像3

1.何ができるようになったんだっけ?

インターネットが普及してから全世界が一つにつながって、場所に関係なく自由にリアルタイム、双方向に情報のやり取りができる様になった。

閲覧するだけならホームページなどの固定のテキストや画像でもいいし、動画も可能。

書き込みすれば昔の掲示板や、今のSNS。音声電話や、動画の電話だってできる。

昔は世界中の個人が誰かに何かを伝える手段はなかったけど、今なら動画サイトにアップロードするだけで世界中の人へ発信できる。

2.これって、結局何がすごいの?

画像1

(この写真の画像は無料で使えるぱくたそオリジナルのフリー素材です。)

それは、情報を得たり配信したりするコストがゼロに近くなった事。お家のネットなら定額料金で使い放題。

ちょっと難しい言葉だけれど、定額を払ってそれ以上の追加の費用がかからない事を「限界費用ゼロ」って言い方をする。追加費用ゼロと言い換えても良いね。

そのものが少ない事による希少性とか、労力がかかる事に対する対価とか、そういうところでお金を払って買うというビジネスが成り立って来たわけだけど、それが無くなっていく。

世界中の情報がいくらでもタダで手に入る様になる。(全部じゃないけど)
情報の価値というのも定額使い放題に固定された価値になる。
すると、それ以上は価値を生み出さなくなっていく。そんな影響をインターネットは及ぼした。

3.次のインターネット

これが、物流やエネルギーにまで及ぶと、新たな産業革命に繋がる。
そして、全て使い放題の世界になると、希少性とか労働力に価値を見出し、お金に変換し、蓄積する事によって力の源とする資本主義が終わる。

その先に来るのは社会関係資本。社会的なつながりが、価値を持つ社会。

既に若い人は、お金で物を買うよりも、他人と共感する事に価値を見出し始めてる。

そのうちそういう関係の中で、ビジネスが成立する様になる。

インターネットは、そんな新たな時代の革命をつくりだす鏑矢(かぶらや)なんだ。
これから次々とインターネットによってパラダイムシフトが引き起こされる。

画像2

(この写真の画像は無料で使えるぱくたそオリジナルのフリー素材です。)

大企業・中央政府の集中集積・管理型社会から個人消費者による、相互協調社会へ。

で、インターネットって、日本語で言うと相互接続(インターワーク)+ネットワークという意味。これは情報だけじゃなくて、モノやエネルギーもそう。

これから、モノや物流、エネルギーのインターネットが始まる。それはまた、別の機会に。


続きはこちら↓





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?