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電話時に使えるネイティブ中国語

だいぶ時間が空いてしまいました。帰国してから新しい部署で覚えないといけないことも多く、かなり忙しい日々であるのに加え、中国語を全く使う機会が無く、せめてこのブログを書くことで、なんとか中国語力を繋ぎ止めようとしております。

というわけで、今日は、電話で話をする時に、台湾人ネイティブがよく使う中国語をご紹介したいと思います。

電話を取る時 「もしもし?」 “喂?”

発音は、wei2?ですね。これ聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?とりあえず電話かかってきたら “wei?” と語尾を上げて疑問調で言っておけば、そこだけはかなりネイティブっぽくなれます笑  ちなみに、日本語のもしもし、と同じように、weiwei と二回続ける言い方はしないので、ご注意を。

始まりの挨拶 「今話せますか?」  “方便講話嗎?”

日本語でもビジネスの場面だと電話の最初によく言いますよね、「今お時間宜しいですか?」とか、「今お話出来ますか?」とか。これと同じ使い方で、“方便講話嗎?” (fang1bian4jiang3hua4ma?) というフレーズは本当によく使います。このまま訳すと、「お話するのにご都合宜しいですか?」となります。日本語で電話する時と全く同じで、「こんにちは、わたくしxxというものですが、今お時間宜しいですか?」という時に、“你好,我是xx,  現在方便講話嗎?“ といった感じで、「今」という意味の “現在” (xian4zai4) をつけて言うとスムーズですね。

終わりの挨拶 「では、また」 “那,先這樣子”

これは、正直かなりローカルな使い方なので、逆に使いこなせたらだいぶネイティボっぽくなれると思います。日本語でも、最後電話の切り際に、「では、また」とか、「とりあえずこんなところで」といった言葉、使いますよね?これと同じ使い方で、“那,先這樣子” (na4, xian1zhe4yang4zi) と言うフレーズがよく使われます。最後、話がおおよそ終わって、電話を切るきっかけ作りとなる感じのフレーズですね。

なるべく直接的に訳しても、わりとカジュアルな感じになり、「では、ひとまずこんな感じで」という訳になると思います。“那“ は、通常は「それ」、「あれ」、「その」の意味があり、例えば、「あの人は日本人です」という時の、「あの」にあたる意味を持つ言葉ですが、ここでは、雰囲気を柔らかく、「では」とか「じゃあ」といった、カジュアルな感じにするために付けている感嘆詞のようなものだと思ってください。別記事、”ネイティブに聞こえる中国語①” で書いている、言葉間を繋ぐ “那個“と共通するものがありますね。“先” は、直訳では日本語と同じ意味ですが、ここでは「とりあえず」というニュアンスになります。“這樣子” は、”這樣” と同じ意味で、直訳だと「このような」という意味ですが、これもこの電話の場面で使うと、少しカジュアルに、「こんな感じで」というニュアンスになります。 ちなみに、柔らかさを出すという意味では、那を使わずに、“先這樣子吧” と、最後に語気助詞 “吧“ (ba) をつけても良いですね。

電話での会話こそ、ネイティブっぽさを。

今回は、私が台湾でビジネスの電話の場面でよくネイティブが使っていた言葉をご紹介しました。みなさんもご経験あるかもしれませんが、外国語での電話は、身振り手振り、目線等に頼れないので、直接話すよりも数倍難しく、私も赴任開始時は、ほとんど内容が聞き取れない時もあったので、「後で必ず今の内容をメールしてくれ」、とよくお願いしていました…。(こういうリスクヘッジ用の言葉は先にたくさん覚えていた笑)  一方、だからこそ真の語学力が試される場面でもありますので、電話の場面こそ、ご紹介したようなフレーズを織り交ぜて会話することで、ネイティブにも一目置かれる存在となれるのではないかと思います。


語学はものまね!ではまた次回。








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