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6/14 主語が変わるだけでとてつもない違和感

我が家のお天気大臣こと息子が起きてくるなり、今日は本当に32度になるか確かめると言った。
息子はiPadでよく全国各地の天気を調べ、我々に教えてくれる。
今週は暑い、金曜日は32度になると今週のはじまりからみなに宣伝してくれていた。
「北海道はもや。何も見えない世界」と言っていて、わたしは息子がもやという言葉を知っていたことを初めて知り、子を侮ってはならぬな。

朝ごはんに昨日の残りのかつ丼をもりもり食べたら流石に腹がふくれた。
息子は今日はともだちと行くとのことで張り切って学校へ行き、娘とわたしは今日も近くの公園ツアーをしつつ各々の場へ行く。
午前中わたしは移動が多く、自転車をたくさん漕いだ。
昼前、ふとももが熱すぎる。なんだこれは。
暑いし、熱いしで、わたしは息子に思いを馳せた。
息子は今日初めてのプールの授業がある。
単純にうらやましい。
トイレをするためズボンをさげると熱いと感じていたふともも部分が真っ赤っかになっていてたまげた。
冷感素材のしゃかしゃかな黒い長ズボンを履いて作業をしていたのだが、なるほど、強い日差しはズボンを貫通して日焼けするということをその時、初めて知った。黒色だからなおさらなんだろう。
午後に確認すると赤みはだいぶ落ち着いていてほっとした。

仕事を終える。今週も働いたー!働き終えたぞー!
娘を迎えに行き、ついでに図書館に本を返しに行った。
もう明日は予定にしばられたくない。休みたい。
本を返したのち、娘が冷たいものが飲みたいと言うので分かる。
今日だけ特別だよとオレンジジュースを買った。
わたしはレモン味の炭酸。
わたしはよく子どもたちに特別感をアピールしたがる。
娘が「特別なジュース……」と呟いたがため、数年前にはやったクマムシの「特別なスープをあなたにあーげるあったかいんだからぁ」を思い出し、あれは一体なんだったんだろうと一瞬だけ考えた。
(ちなみにいつ頃だっけと気になりしらべたら2015年2月に発売と出てきてもう早10年前なことにすごく驚いている)
家に帰り、息子も帰ってき、みなで乾杯をして飲んだ。
むすこはひどく疲れており、何かあったのかと心配になるくらいであった。
何事もなく、まあ水に入ると人って疲れるよなと今日も急いで風呂や夕飯の支度をすすめた。
本当に眠そうでわたしは自分の夕飯をほっぽって子らに夕飯を食べてもらい、そのうちに布団を敷いたりし寝る準備をすすめた。
子どもたちは歯磨きも終え、わたしは布団の上に寝ころび壁に足をぴたっとつけ血行をどうにかする姿勢になって子どもたちを待っていたら、二人はまあまあ元気になってき、えーそれならお母さんも一緒にご飯食べれたじゃんとへそを曲げた。

息子はおさがりでもらった日本地図の本を読んでいて、長い川についての箇所を声に出して読んでいた。
わたしは小学生の頃から、地理も歴史も、とりあえず社会科が苦手なまま大人になったので、とね川は聞いたことはあるけでどこにあるやらといった具合で、息子が声に出してくれることで勉強になった。
なんかいくつもの県を渡っていてたしかに長そう。
娘はお姫様になれるシリーズの本が大好きで、その本はページをめくるごとにドレスを選んだり、靴を選んだり、アクセサリーを選んだりなどだんだん主人公がめかしこんでいく。
「おかあさんはどれがいい?」とドレスや靴を選ばせてくれ、「わたしはこれかな」「え、そうなの。じゃあわたしは~」と二人で盛り上がった。
なにか違和感があるなと思った。
わたしは空想のおしゃれに夢中になり、娘との会話であったが自分のことを「お母さん」じゃなくて「わたし」と言って会話していたのだ。
主語が変わるだけでとてつもない違和感なんだ。

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