世界一キライなあなたに
ネタバレを含んでしまうかもしれませんので、ご不快な方申し訳ないです・・・
"世界一キライなあなたに"
この作品、有名ですよね。 私は恋愛映画の中でも三本の指に入るぐらい大好きな作品です。
この映画は賛否両論が出やすい映画であるなと思うし、その人の生きることに対する考え方次第で沢山の感想がでる映画だなとしみじみ、、、
私が初めてこの映画を見たのは5年程前です。丁度看護師になる為の勉強に励んでいた時でした。その時の感想としては、「ただただ悲しい。」でした、、、 そんな感想しか出なかったなんてその方が悲しいとは今では思います、、、
この前改めて見てみたんです。
「まぁなんと美しい映画だ」と思って、5年前にみて流した涙とは違う涙がでました。
ルーが放った「あなたを変えられると思った。」。
場合によっては悔しいけど、改めて誰かの人生を、愛する人であっても誰もが変えることはできないんだなぁ。
だからこそ、よくSNSや、雑誌でみる例えば「〇〇さんの言葉で私の人生救われた。」とか「〇〇さんのおかげでまだ頑張りたいと思う。」とか、誰かの人生を変えることは出来なくても、その人らしい生き方に軌道修正するための言葉のエッセンスを加えられる人や、作品って凄いなぁと。
自分と向き合って、好きな自分に変わっていく瞬間って誰もがキラキラしていて、とっても素敵。本当に見ていて惚れ惚れしてしまう。たとえそれが笑っていても泣いていても私はその姿が素敵だと思う。これだけ見るとただのサイコパスみたいな発言してる気がしますが、それぐらい私は人の表情の変化に固執してる気がします。
ルーのコロコロと変わる素直な表情、ウィリアムから貰った計り知れないモノを全身に身にまとって誇らしげに歩いている姿、さすがに美しいと思わざるを得ないですよね。
そして流れるEd Sheeranの"Photograph"
個人の感想になるのですが、
最初はウィリアムがルーに出会うまでのこの世への憎しみなど表しきれない静かな怒りのようにゆっくり始まり、ワンフレーズが終わりドラムなどアコースティックギター以外の楽器が追加され曲に変化が出た時。あれはルーに出会い、惹かれ合ったまでの時間を。
ラストの"When I'm away."からまたアコースティックギターのみの演奏になった時、あれはウィリアムの揺るがない最後の決意のようなものを表しているような気がしてしまってます…。
ラブストーリーだけど、なんだか見終わったあと私にまで、自分が好きなものを好きでいる人生を堂々と生きなさい、と言われている様な気がしました。
大事な足元をルーのように自分らしく、これが私と言えるような人になりたいな。
またいつかどこかのタイミングで見てみよう🦢