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失恋時にUniverse

僕はただ、太陽がいない時だけ君のそばにいることができる、月のような存在なのかもしれない。
作:架橋 叶渡(カケハシ カナト)


太陽が君の日中を照らす。

僕は太陽がいなくなると出てこれて、
君が悲しんだり、寂しかったりしている時に、
太陽よりは明るくはないけど、
太陽より近い距離で、
君に寄り添える。

でも、太陽がいたら、顔を出すことはできないし、
太陽が光っていなければ、君から見えることもない。

太陽は欠けることは無いけれど、
僕は満ちているときも、欠けている時も、見えないときだってある。

太陽は君含め多くの惑星を抱えられるけど
僕は君のそばでしか、周ることができない。

圧倒的に差があるんだけど、
かなう訳がないんだけど、
僕は僕なりに
どうにかできないか。なんとかならないか。と考える。


そんな僕にいつか、こう言ってほしい。

「月が綺麗だね」って。

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