仲山進也さんの『組織にいながら、自由に働く』が刺さりすぎる①
先日、noteで見つけた仲山進也さんの『組織にいながら、自由に働く』。
まだ読んでいる途中なんですが、「そう!それよ!!私がいつも思っているのは!!!!」ということの連続です。私が掲げているのは、「みんなが楽して豊かになれる世の中にすること」、そして「迷える元一般職のフラッグシップになること」です。組織にいながら自由に働くというのとは一軒関係なさそうですが、読めば読むほど大アリでした。ひとりで膝を打ちながら読み進めるのも何なので、読んだところまでで特に「それそれそれ!!!!」と思った部分について書いていきます。
著者の仲山さんは、楽天に勤めながらご自身が代表を務める仲山考材株式会社という会社も立ち上げる、自由なサラリーマン。楽天では兼業自由、勤怠自由、仕事内容自由というポジションを得られています。仲山さんの自由な働き方は、楽天だからできるのではなくみんなにできること、それを成し遂げるには「加減乗除の法則」で働き方を第一形態から第四形態へと進化させていく必要がありますよ、ということが書いてあります。私が今読んでいるのは、「減」の途中。今日は「加」で胸に刺さったことについて書きます。
「加」のステージでは、できる仕事を増やし、苦手なことは量稽古します。この「加」のステージで一番「ホンマそれな!」と膝を叩いたのはこの一文です。
「オフィスに落ちている仕事」を拾っていくと、「強み」が浮き上がってきやすくなるわけです。「気づいた者負け」で落ちている仕事を拾っていくと、いつか「拾った者勝ち」に変わるときがくるものです。
私にとってオフィスに落ちている仕事とは、セールスフォースでのレポート、ダッシュボードづくりでした。これは、誰の仕事でもない仕事です。でも、私が真っ先に気づいてしまいました。最初は本当に大変。マニュアルがあるわけでもないので、何もかもが手当たり次第。でも、「これは絶対便利なはず!」「同じ苦労をしているであろう全国の人の役に立つはず!」と思ってコツコツと仕上げ、Chatterでアップしたところバズって、昨日まで名もなき事務員だったのが一躍有名に。
この落ちている仕事を拾ったことで、私は社内に夢中になれる仕事を見つけてきました。落ちている仕事を拾うことは、結婚相手を探すときに独身者とコミュニケーションをとるのと同じです。結婚したい人が、家に閉じこもって誰ともコミュニケーションをとらずにいても誰とも出会えません。パーティーで話しかけた人は、自分の運命の人ではないかもしれません。でも、そうやって話しかけてみないと、その人が運命の人かどうかはわからないのです。それと同じで、自分が夢中になれる仕事も、拾ってみないとそれが夢中になれる仕事かどうかわかりません。
しかし、ここからが結婚相手を探すのと事情がちがうところ。そして、本質的な部分だと私が考えるところです。話しかけてみたけど、なんかちがったっぽい。そんなことが、結婚相手探しでは多発します。でも、夢中になれる仕事を探しているときにそれはないのです。落ちている仕事に気づいた時点で、その仕事は自分の強みを活かせるものなのです。自分が強みとしてもっている部分が、活かせる仕事を見つけてくれる。強みが運命の仕事を拾わせてくれるのです。
つくづく、レポートとダッシュボードづくりといういい仕事を拾ったものだと、自分で自分をほめたいです。みなさんも、「こんなとこに誰の仕事でもない仕事が落ちている」と気づいたら、拾ってみてください。そして、その仕事に取り組んでみてください。もしかしたら、あなた自身も気づいていない、自分の強みを発見するきっかけになるかもしれません。