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訪問介護事業所を起ち上げて1年

早いもので、今年の2月で当事業所は開設1周年を迎えました。
開設して間もない頃は電話が鳴っては『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の探偵物語みたいになっておりましたが、最近では少しだけ心の余裕が出てきたかな・・・といった所です。

開設当初と比べ、スタッフは若干増えたものの、知り合いで構成された人員となっており、新しい風を取り入れたいと考えながらも人員確保に大苦戦しているのが現状となっております。

さてさて・・・
そんな起業して二年目に突入した訳ですが、その一年間で感じた事、変わった事等を書いていこうかと思います。

起業(開設)して感じた事


まず、開設以前に創業者である事が為、法人代表としての立ち回りの方が多い事です。特に初年度は色々と準備する事やら分からない事が多すぎて、迷子になっておりましたが、なんとなく今日を迎えられております。
なーんも知らないで起ち上げて「これくらいあれば何とかなるっしょ!」と思っていた資金は瞬く間にスターダストになりました(笑)
なので、これだけ伝えておきたい。何をするにも開業資金は想定しているよりも遥かに掛かる。特に、なーんも知らないで始めた人間ほど、想定支出を軽く飛び越えてくる事なんて当たり前です。
最近では「毎週金曜日にみずほ銀行にある口座の暗証番号7桁がコロコロ変わってて10億円が引き出せなくて困ってる。暗証番号を当てに行くだけで手数料に300円も掛かるんだ!!」とか言い出してる始末です。

起業してから自身の取り巻く環境の変化


特に変わりはないです。
20代の頃から「社長やりてーな。どっかの国王やりてーな。」とか適当な事を言っていた事もあり、周囲からは「へぇ~。やっぱ起ち上げたんだー。」くらいの返答であり、別段驚いた様子もないシュールな反応でした。
そして社長をやって一番言いたかったセリフ「俺は社長だぞ!!」というパワハラ発言ともとられかねないセリフを満を持して発したら華麗に無視され続けております。

これから先のビジョン

現状では沈没しないように運営していく事が目標です。
私個人が考える介護業界に対しての想いと変えていきたいという部分では、ヒュームの法則でも言及されている「である」「べき」という旧態然とした考え方を少しでも変えていければと思います。
自称ベテランの介護士になるほど「○○はこうあるべき」という主張を見掛けます。更にベテラン様はご自身のお気持ち表明まで、新人にセット販売しては周りを戦々恐々とさせて・・・・新人さんが辞めてしまう。なんて話はよく耳にします。
仮に、その新人さんが別の介護業界に転職する分には大した損失ではありませんが、介護業界を完全に離脱してしまったら、介護業界にとって大きな機会損失です。なので、歴が長い人ほど後任を育てる事の大事さと言動配慮は考えないといけないかなと。

てかさー、偉そうに語ってるんですが、そもそもウチはスタッフ募集の段階で躓いてるんですけどー(笑)

訪問事業所 十色
代表