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「自己中」は自分を守るスキルだから。

自己中な人って、嫌いですよね?
だけどそういう人に限って、メンタル的にもタフでしぶといイメージではないでしょうか?
実際、私の職場でも自分のことだけを考えて、全くマネジメントしない管理職(上司)に悩まされていました。

さて、そんな悩みから私自身はメンタル疾患で倒れた身です。
そういった外的要因もさることながら、私の内的要因として気配りが多く他人優先の生き方で過ごしてきたことを担当の心理カウンセラーに指摘されました。

そこで治療の過程で、もっと自問する(自分に素直になる)思考を身につけることを継続していました。

具体的には、

  • 他人は思うようにならない

  • 期待しない

  • 他人の顔色を伺わない

といったことを意識して行動するだけです。

こうして箇条書きにするとなんだか横暴な人間に見えてしまいますが、私自身が他者を優先してしまう性格だったので、この行動によってようやく「プラスマイナスゼロ」になります。
人としてバランスを取っただけです。

こうして自分中心の思考をするようになってから、毎日の生活でストレスが溜まらないことを実感できるようになりました。

ー自分中心で過ごせば、1日の疲れをその日にリセットできる。

私は快適に生活できる術を身につけました。


でも・・。

・・・・本当にそうだろうか?

疑問というか、これでいいのかという葛藤が常にありました。

なぜなら、自分の都合で行動することで、他者の行動を抑制(あるいは変えてしまう)ことが度々あったからです。

  • 会議に出る余裕がないから先輩に代わってもらう

  • ウォーキングに行きたいから夕方の家事手伝いはしない

  • 家の掃除をしたいから友人の誘いを断る

実はどれも些細なことです。
だけど、人間関係が悪化してしまうのでは?と無駄な不安や負い目を積み重ねることが多くありました。

そんなことを尻目に、私の周囲にいる人は、私の都合を快く受け入れてくれました。(そもそも私が病人だと知っているからだと思いますけど)

むしろ、よくよく聞けば、普段からその人たちも自分の都合で行動していることがわかりました。
そもそも、私は知らず知らずのウチに、その人たちの「自己中な」行動を許容していたのです。

そう、お互い様、でした。

自己中といっても、それを発揮する場面・頻度・程度によっては、全く問題になりません。

バランスよく自己中であることは、自分を守るための大事なスキル。
自分を守るためにも、「自己中」であることは決して悪いことでない。


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