人のためになることでキャリアを伸ばそう。
自分のキャリアを「どうやって」構築するかより、「どんな」キャリアを進むべきか悩むことで止まってしまうことが多いと思います。
世の中の書籍もゼロベースからの「キャリア構築論」は多くありますが、すでにあるキャリアを「どうやって伸ばすべきか」について書かれている本は少数派かもしれません。
そこで今回は、キャリアの伸ばし方について記事を書いてみます。
✅新しい自分より、今の自分に目を向ける
新しい自分を見つける・探すというフレーズは人の心に響きます。希望に溢れているからでしょう。
悪いことではないです。是非新しいことに挑戦してほしいです。
しかし、水泳選手が挫折してバスケ選手に転向する・・・といったことはほとんど目にしないように、今の自分がもっているアドバンテージを生かさずに新しい事に挑戦するのは難易度が高いかと思います(不可能ではないのですが)。
やはり、今の自分を活かすことを考えるほうが近道かもしれません。
スポーツで言えば、柔道から格闘技など。ビジネスで言えば、経理から投資家、営業からマーケターなど。
関連性のある業界や職種で培ったキャリアを伸ばしていく方法が一般的です。
サラリーマンからラーメン屋、という一見すると「無理じゃない?」と感じる場合もありますが、そういった場合でもサラリーマン時代の営業スキルや調達・販路の伝、もしくは趣味でのラーメン屋巡りなどの個人的スキルが背景にある事が多いです。
ですから、新しくキャリアを伸ばす時ほど、自分の価値やスキルを把握しておく必要があります。
✅新しく作らない
もう一つは、新しく作らないことです。
キャリア新しく作るのはエネルギーがたくさん必要です。そして、新しく作ることで精一杯になり、軌道に乗るのに時間がかかってしまいます。
それよりも、前項で述べたように関連性あるキャリアを伸ばすことに意識を向けて下さい。ステップアップ、とも言えます。
そして意外かもしれませんが「伸ばす」時こそ、アレコレと手を出して良いと思います。
例えば、趣味がガーデニングである場合、
ガーデニングのアイテムのインフルエンサーでも
庭作りのHowTo本出版でも
自作アイテムの販売でも
オンラインでのコーディネーターでも
可能性や自分にあったスタイルを探す為にあれこれ手を出してみれば良いと思います。
その中でフィットする「方向性」を伸ばせばいいのです。
逆に、ガーデニングと相性の良さそうな建築士やインテリアコーディネーターなど、新しいキャリア構築ばかりを進めると「伸びません」。
資格を取得するとすぐに稼ぎが増えそうな気もするのですが、ライバルも多いので意外と遠回りになりがちです。
自分の個性を伸ばす方が、ライバルは少ないのです。
✅自分より、人のために
最後は目的意識です。
キャリアを伸ばす時、富や名声を増やしたいという自分中心の動機が多いとは思います。それも決して間違いではないのですが、成果が出ずに焦ってしまいます。
それよりも、まずは自身のスキルが世の中にどれだけ役立つか?を目的にして、キャリアを伸ばしてみるのも手です。
そう、世のために、誰かのために。
そして、困っている人を助ける事を考えた時、初めて自分のキャリアと向かい合うと思います。
「一体、自分に何が出来るのだろうか?」
それがキャリアを伸ばす第一歩。
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