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グダグダ会議を止める方法を『武器としての決断思考』から学んでみた

有限である時間というリソースを無駄にするグダグダ会議。

止めるために重要なことは次の3つだ。

1、リーダーとして、議論全体の舵を取る

今までの会議がグダグダだったとしたら、自ら舵を取りに行かないと変わらない。

脱線したら元に戻すなど自らの積極的な働きかけが必要。

2、議題を吟味する

論題はー
①二者択一になるくらい具体的なものを選ぶ
②議論に値するものを選ぶ
③明確に結論が出るものを選ぶ

結論が出ないものは、雑談であって議論ではない

問題が大きすぎて漠然としているときは、小分けにして考えよう

どうでもいい議論に時間をかけることは、もうやめよう

議題を各自が好き勝手に用意する形式だった場合、そのまま進めてしまうとグダグダになる。

上記に沿って、議題を変える必要がないか吟味することが大事だ。

3,議論の結果、実行するか否かを判断するフレームワーク

どんなときも「メリット」と「デメリット」を比較する

メリットの3条件
①内因性(なんらかの問題があること)
②重要性(その問題が深刻であること)
③解決性(問題がその行動によって解決すること)

デメリットの3条件
①発生過程(論題の行動を取ったときに、新たな問題が発生する過程)
②深刻性(その問題が深刻であること)
③固有性(現状ではそのような問題が生じていないこと)

メリットの3条件の例
①車に傷がついている
②傷を放っておくと錆びる。それによって修理代がバカ高くなる
③この道具を使えば直る

デメリットの3条件の例
原子力発電を止めることに対する議論
①原子力発電を止めたら、必要な電力を他の発電方法で補う必要がある
ー他の発電方法だけでは補えない
ーそのため、大規模停電が起きる
②その結果、経済に損失が生じる
③現状では原発があるのでそのような問題は起こっていない

上記のフレームがあることで、論理のエラーが起きづらくなったり、騙されにくくなるということでした。

ご参考になれば幸いです。

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