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Netflix映画『レッド・ノーティス』

 FBI特別捜査官のジョン・ハートリーとインターポール捜査官のウルヴァシ・ダスのふたりが、国際手配(レッド・ノーティス)されている美術品泥棒ノーラン・ブースを追う。彼がエジプトに伝わるクレオパトラの秘宝とされる3つの卵のうちのひとつを盗み出すというタレコミが入った。
 そのタレコミの主は、世界一の美術品泥棒と言われているビショップによるものだった。

 世界を股にかけたアクションとコメディで楽しめる。
 FBI捜査官を演じるのはゴツいガタイのドウェイン・ジョンソン。その見た目でお前が美術品捜査の専門家かと言われるところから本作の「コメディ」が始まる。インターポールの捜査官を演じるのはリトゥ・アルヤというイギリス人女性。そして美術品泥棒のノーランを演じるのは『デッド・プール』でデッド・プールを演じたライアン・レイノルズ。
 捜査官のジョンと泥棒のノーランのふたりによる掛け合いがコメディの中心。泥棒が追い詰められていくのが普通のプロットだろうが、本作ではFBI捜査官が嵌められて犯罪に巻き込まれていく。

 こういう映画は、謎解きや犯人探しよりも純粋に楽しむのがいい。笑ってハラハラして驚いて、友情なのか愛情なのか騙し合いなのかにドギマギして、最後の大どんでん返しで大笑いする。ノーランが口笛でインディー・ジョーンズのテーマを吹くシーンがあるように、冒険活劇的な要素もある。
 どこかで見たようなシーンがあったり、話にムリがあったり、明らかにCGと分かるシーンだったり、世界を舞台にしていると思いきやスタジオ撮影が多かったりというのは目を瞑って、ただただ楽しむのがいい。

 私はこういう映画好きである。

おわり



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