スマートフォンスタンドを作ってみた
3Dプリントデータを掲載およびダウンロード出来るThingiverseでスマホスタンドを見つけた。
さっそくこれをプリントしてみたが、適切なサポート材を入れないと綺麗にプリントするのが難しい形状で、1つ目のプリントは失敗、2つ目でまあまあ上手くプリント出来た。まあまあというのは、サポート材を少なくしすぎて材料が上手く乗らない場所があったという点だが、これはサポート材を増やせば解決出来ると思う。
しかし、このモデルには致命的な欠点があった。
それはカバーをつけたスマホには適さないということだ。
下の写真のように、スマホの下部を引っ掛ける部分の厚みが足りず、辛うじて引っかかっている状態。これでは少し不安。
ということで、新たに設計してみたのがサムネ画像のような形状。
プリントのし易さを優先して、敢えて宙に浮いたような形状は避けた。
転倒しては元も子もないのでFusion360上で重心を表示してみた。
丸に白黒のマークが重心位置だが、下図のような感じで問題なさそうだ。
実はこれ、最初の段階では重心位置がもっと左寄りだったので、下部の厚みを増して重心を少し右に寄せた結果。
これを3Dプリンタ付属のスライサーに掛けた。
想定通りサポート材は無しで行けそうだ。
サポート材の要否は、45°を下回る部分があるかどうかだ。
印刷原理上、宙に浮いているところに材料を乗せることが出来ないので、オーバーハングは出来ないことになる。しかし、45°くらいであれば、下の層の端から少しはみ出すだけなので、何とか印刷出来るというわけだ。
印刷した結果がこちら。
これは良き。
最初に紹介したThingiverseからダウンロードしたGoAftensさんのものと並べるとこんな感じ。
GoAftensさんのはスマホを立てた時の傾斜角度が65°とキツめで、椅子に座った状態で画面を見るには立ちすぎだったので、この角度は60°とした。
スマホ下部の引っ掛かり幅はGoAftensさんのが10mmだったので、15mmとした。
丸く開けた穴は材料節約のため。
上の写真よりも縦長のスマホを置いてみたが、安定性は問題なしだった。
おわり
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