引き出し用の整理小箱
別の記事で机を新調したことを書いた。
引き出しユニットには上のIKEA ALEXを使用した。
引き出しの整理
引き出しの中の整理は案外難しい。
整理の基本はモノにそれぞれ自分の居場所を与えてあげること。同時に、使う頻度によってアクセス難易度を下げることが重要。ただ、引き出しという形状、性質、用途上、居場所が作りにくい。いかにモノの居場所を作るかということと、引き出した手前と奥の領域の使い分けが肝要だ。
引き出し用トレー
市販の引き出し用トレーもそれなりに使えるが、入れたい物がちょうどよく収まりきらなかったり、収容量が足りなくなったりという点で物足りないことが多い。
私の場合、SDカードやら、USBメモリやら、モニターアームに付属してくる六角レンチやら、ギターのピックやら、診察券などのカード類やらと、細かい物が多く、どうしてもゴチャゴチャになってしまっていた。
何でもかんでも取り敢えず引き出しに入れておく悪い癖も混乱を助長していた。
そこで、引き出しユニット用に、整理用トレーを買おうかとネット上をいろいろと漁っていたが、途中でふと、作ってしまおう! と思い立った。
引き出し整理用トレーの製作
ポイントは、入れたい物が入る大きさの区切りが複数あって、量的にも全て収まることだ。仕切りを変更出来るタイプのトレーを良く見かけるが、期待ほどに使い勝手が良かった記憶が無い。
そこで、モジュールサイズを統一した小さめの箱を沢山作って並べることにした。
モジュールは、引き出しの横幅の三分の一である約10cm(97mm)の正方形とし、高さは引き出し高さの半分程度の3cm(30mm)とした。
横に3列奥方向に5列、上下2段に積める。
AutodeskのFusion360を使用してモデリングしたデータをもとに、3Dプリンタ付属のソフトでプリントプロパティを設定し、そのデータUSBメモリにコピーして、USBメモリを3Dプリンタに挿す。プリントボタンを押せばあとは待つだけ。
一番小さなモジュールで1個あたりのプリント時間は3時間程。
出来たモデルのレンダリング画像がこちら。
実際のプリントには在庫にあった黒の材料を使用したので、こちら。
小さいのばかりだと芸がないので、違ったサイズも。
今後も継続して増産しようとは思っていたが、意外にも6個作った段階で入れる物があまり無くなってしまった。
想像以上の収容力か!
実を言えば、小さいものの収容は出来たが、もっと大き目の物を入れられる箱も必要ということではある。
今後はこの基本モジュールサイズをベースにして大き目のタイプも作ろうと計画している。
モデリングデータ
ちなみにFusion360で作ったモデリングデータを以下のサイトに掲載しておきますのでご自由にどうぞ。単純すぎてモデリングというのが恥ずかしいくらいだが。底の部分に切り欠きを入れてスタックし易いようにすることも考えたが、引き出しの中で2段積にしたときスライド出来た方が便利なのでシンプルイズベストなデザイン(?)になっている。
私の使っているFusion360は個人用ユースのためダウンロード可能な共有リンクを作れない。
いろいろなサイズの箱が出来たら、もしかしたら有償版のFusion360を導入して、いろいろなサイズの箱データのセットを有料ダウンロード出来るようにしようかとも考えている(全くの未定)。
大したものではないので、箱の完成品の販売は考えていない。
私が使用している3Dプリンタはこちら。
おわり
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