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私の理想の旅

インドア派の私だが、時には旅に想いを巡らせることもある。

現実の生活は、朝起きるところから夜眠りにつくまで全体がルーティンワークで出来ている。
そのルーティンを意図的に崩すのが旅だ。
普段とは違った違った場所に移動して、違った空気に包まれて、違ったリズムで時を過ごす。
それが旅の醍醐味だ。

私の場合、旅と言っても観光地巡りは好まない。
何より観光客が多いところは行きたいと思わない。
極端な話、旅は観光ではなく、普段とは別の場所での生活を営むことだと思っている。だから、私にとっての理想の旅は、どこか遠くの街で、出来れば1か月くらい生活するというものだ。

目覚めたら近所のカフェで朝食を摂り、そのまま街を散策しながら買い物をする。買い物と言っても土産物ではなく、昼食や夕食のための食材や日用品だ。時にはレンタカーで少し足を延ばして、地元の人が行くような景勝地を巡る。
見晴らしの良い草原で風に吹かれながら、持って行ったサンドウィッチを頬張る。携帯コンロでコーヒーを沸かして飲む。空を舞う鷹に気持ちを乗せて、鳥瞰で景色を見ているところを想像しながら、草に寝転んでうたた寝をする。
拠点を中心に、知らない土地で知らない人たちを生活空間を共にする。
そんな旅にあこがれている。
現地で良く言葉を交わすような友人のひとりやふたりが出来ればなお良い。

長い出張がそれなりに多かった時期もあり、似たような経験をしてないとも言えないが、出張は出張、旅とは違う。

1か月もの長期休暇を取れずにいるので残念ながらこの夢は未だ達成出来ていない。

早く自由に世界を行き来出来る時が来ますように。

おわり

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