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きな臭くなってきたから家計の断捨離を考えてみた

 世界的に、物価の上昇に伴って消費が鈍化傾向にあるという。
 物価上昇と賃金上昇が連動しているのは順調に金利を上げているアメリカくらいだろうか。物価が上がってもそれと同時に給料が上がれば必ずしも消費は鈍化しない。
 経済が好調な故に物価が上がるなら良いが、現在世界で起きている物価上昇は複合要因による需給バランスの崩れが原因だから、私達を痛めつけることにしかならない。

 先日ペットボトル飲料が数十円値上げすると報じられた。何だ数十円か、大したことないなと思ったが、街でインタビューされた人達の反応は総じて、「困る」というものだった。みんなそれだけペットボトル飲料を買っているということなのだろう。電気ガス水道が既に上がっていて、追い打ちをかけられるように物の値段が上がるのだから大変ということかもしれない。

 今後様々なものの価格がもっともっと上昇していくことが予想されるので、今のうちから生活や家計の断捨離をしてはどうかと考えてみた。

一日2食にする

 まず、私もそうだが一日3│食《しょく》食べないとダメだ、という人は一日2食にしてみよう。
 一日3食が良いというのは食品メーカーのマーケティングに皆が騙されたのだという説があるように、医学的には必ずしも3食が良いということではないらしい。だったら一日2食にしてみよう。一食分は浮く。2食にしたら健康になったという本を見かけた気もする。

外食はしない

 同じものを食べても外食の方が高くなるなら極力外食はせずに自炊しよう。外食でバランスの良い健康的な食事を摂ることは難しいし、都会の場合は特に料理の値段は場所代みたいなものだから、必要性がない限り家計にとっては無駄なことだ。

お酒は極力飲まない

 酒は百薬の長と言われるが、医学的にはそうも言えないらしい。身体にとってアルコールは必須の物質ではない。言わば毒だ。リラックス効果が精神衛生上良いのだという意見もあるが、リラックスするのに酒以外の方法が無いということではない。
 コミュニケーションツールだという人もいるが酒席の会話はたいてい覚えていないものだ。
 呑み屋の代金の大半が酒代であり、店の利益だ。たとえ家飲みだとしても、依存症的にやめられなくなる可能性を考えれば、飲まないにこしたことはない。その方が断然家計に優しい。

徒歩30、40分圏内は歩く

 要するに車や公共交通機関を使わないということだ。
 バス、タクシー、電車は今後値上がりする。値上がりしてから歩こうと思っても歩けない。今から歩く習慣を付けておき、歩くことへの抵抗感を下げておこう。
 歩くと時間が掛かると思われがちだが、タクシーの列に並ぶくらいなら時間的には変わらないこともある。

早く寝る

 夜は早く寝よう。
 起きていれば、ついおやつに手が伸びたり電気を使ったりと余計なコストが掛かる。それに比べて寝るのはタダだ。
 どうせ外食もせず、飲みにも行かないとしたら、早く寝て夢を楽しむのも良いだろう。

結論

 家計断捨離の対策をいくつか挙げてみた。
 偶然かもしれないが、全て実行したら実に健康になれそうに思えてくる。身体も家計も健康になって幸せになれそうだ。
 健康になれば医療費だって減って、さらに家計にプラスだ。

 読んでいて抵抗感があった人は思い出してほしい。この断捨離を考案したのは健康になるためではない。今後の物価上昇が家計を圧迫することが目に見えているから、そのための対策をしようということだ。
 物価が上がるということは、ここまで断捨離しても出費総額は今と変わらないということだ。

 買い控えも対策にはなるが、物価上昇が激しくなればそんな事では立ち行かなくなる。だから生活コストを下げておく必要がある。
 生活コストを下げた挙げ句にひもじくなるのでは駄目だ。楽しくなければならない。
 そう考えると、ここで挙げた方法は案外良いのではないか。

 ただ、私がこれを実行出来る保証はない。

おわり


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