DaVinci Resolveが動かなくなった
仕事で社内用に使うちょっとした動画を編集をするために、土曜日にDaVinci Resolve(通称ダビさん)を起動した。
いつもどおりプロジェクトの選択画面が表示され、新規ボタンをクリック。
画面中央には、アップデートがありますのダイアログ。けれどダビさんのメイン窓は真っ白。アップデートダイアログも何の反応なし。
何度やり直してもWindows10のウィンドウには「応答なし」の表示。
何故か画面キャプチャも出来ない。
ダビさんは頑なだ。
画面は真っ白
応答していません・・・と
ダビさんにはここ二週間ほど会っておらず、その間のPCの変化として思いつくことと言えば、GeForceのグラボ・ドライバ(通称グラドラ)をアップデートをしたかな。
グラドラ廻りのトラブルは良くあることだと思ったので、この時は直ぐに回復出来ると高をくくっていた。だが何に対してでも言えることだが、現実というのは得てして甘くはないものだ。
と言う訳で、回復までにやったことを羅列してみよう。
グラドラのデグレードなど
グラドラを一つデグレ ⇒ 駄目
もう一つデグレ ⇒ 駄目
これまでうちのダビさんはGame Readyドライバ(通称ゲードラ)でちゃんと動いていたが、もしかしてグラドラのアプデでゲードラではなくStudioドライバ(通称スタドラ)が必要に? と思って、
スタドラをインストール ⇒ 駄目
GeForceのふたつのグラドラのタイプ
結局、グラドラ廻りは全沈。
ああ。
アンイストールと再インストール
こうなると仕方がないのでダビさんを一度解雇して再雇用する(アンイストールして再インストールする)しかない。
ダビさんのダウンロードページで最新版を召喚と思ったら、氏名や住所を入力するページが表示される。これ、また入力しなくちゃならんのか?
はは〜ん、これはもしかしてユーザログインしてサポートページからダウンロードするパターンだなと当たりをつけた。
そこでメール履歴からダビさんのIDを探す・・・・・・、無い。
ダビさんファミリーからのお手紙は一通もない。
確かに私は無料版ですが毎回記帳はめんどくさいなと思いながらも記帳しました。
無事ダウンロード出来たのでダビさんを再雇用。
解雇手続き(アンインストール)せずに採用(インストール)しても駄目だったので、ちゃんとWindowsの設定から解雇手続をしてから雇用契約(インストール)し直した。でも駄目。
再インストール ⇒ 駄目
ネットで調べた
こうなると仕方が無いのでネット検索に頼らざるを得ない。
実はこのときも高をくくっていて、ネットで調べればすぐになんとかなるはずと思っていた。でも問屋さんは卸してくれなかった。
目新しい情報が無い。症状がちと違う。つまりネットに解決方法を書き込もうとする律儀な方々の中で同じ目にあった人は今のところいないということだ。
う〜ん、困った。
他のソフトを使う
取り敢えず編集作業をしなければならない。
うちにはCyberlink Power Director(通称土方監督)という編集ソフトもあったので、これを使うことにした。実はワタシ、ダビさんとは知り合ったばかりで、こちらの土方監督の方が付き合いは断然長い。
私が利用しているのは土方監督の派遣社員(サブスクリプション版)では無く正社員(買い切り版)。
まぁ慣れた間柄なので指示もしやすく、阿吽の呼吸ってやつですか、こちらが思った通りの仕事をしてくれる。
そんな仲の土方監督をやめて私がダビさんと組んでみようと思ったのは、土方監督が正社員を辞める気配を感じたからだ。
私は正社員派なので…。
完全アンインストールと再インストール
日曜日も早朝から編集作業をしたお陰で夕方には土方仕事が終わった。
そこで、再びダビさんに声を掛けてみた。彼は相変わらず極度の人見知り状態だ。
Ways to Fix DaVinci Resolve Not Opening Issue(2021)という、いかにも最新情報で、治せてしまいそうな英語サイトのネット情報を見ていて、一つだけまだ試していなかった事があることを思い出した。
昨日アンインストールした時には、ユーザデータは消していなかった。
そこで、もう一度雇用契約からやり直すことにした。今度は在籍記録も職員の記憶も消すという完全解雇だ。
つまり、アンインストール後に、下記の2つのディレクトリを削除してから、インストールし直す。
消去すべき2つのフォルダ
この結果、ダビさんは起床して編集出来る画面が出たのだが、動画フォルダ指定のボタンを押した途端、また押し黙ってしまった。通訳経由で「応答しません」と言うのはいい加減にやめて欲しい。
ところが
ところが、である。
不思議なことが起こるもので、夜になって寝る前に試しにダビさんに声を掛けたところ、「ハーイ! 元気?」(Ciao! Come stai?)とでも言わんばかりに、何とも無かったかのように動くではないか。
いやはや。
結局詳細原因は分からず。
でもダビさんは機嫌を直したようで、人の心配もよそに Tutto bene?(調子はどうだ?)なんて言わんばかりにレンダリングを着々とこなしていた。
イタリア気質というところか。
ところで
ところで、ダビさんのお仕事が終わったあと、こっそりグラドラを見てみるとなんと、
グラドラの様子をうかがうと・・・
??????!。
いつの間に・・・。
確かワタシは昨日スタドラに入れ替えた筈だったのだが。
解雇すべきはダビさんではなく私自身だったのかもしれない。
おわり
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