⑥ 動画「生き物は円柱形(5年生:国語科における教材読解の在り方)」

マガジン『小学校の国語科の授業⑦ 説明文編(何を教えるのか 活用編)』記事③の「説明文の指導の原理」で動画で説明しましたように、基準となる表現との違いを学ぶということが説明文指導の原理となります。

3・4年生の中学年が学ぶ説明文は「はじめ・なか・まとめ(教科書では「おわり」とされている)」の3構成(日常生活における論証のa構造 *マガジン『論理的表現の在り方」』確認してください)でしたが、演繹的思考ができるようになる5年生からは以下のように「はじめ・なか・まとめ・むすび」の4構成(日常生活における論証のb構造*これもマガジン『論理的表現の在り方」』確認してください)となります。

 僕のお父さん
 「はじめ」僕のお父さんはトラックの運転手です。
 「な か」①昨日は遠くまででかけたので帰ってきたのは夜遅くでした。
 「な か」②今日は荷物の積み込みがあるので朝早く出かけました。
 「まとめ」毎日毎日とてもよく働きます。
 「むすび」大きくなったらお父さんのようによく働く人になりたいです。

この基準となる表現『僕のお父さん』と比べて『生き物は円柱形』は、「生き物の基本形は円柱形である」という意見に説得力を持たせるために、どのような構造上の工夫をしているでしょうか。
 
動画のパスワード  kokugo1-7

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