見出し画像

クラフトビールファンのアチチな愛

最近入門したクラフトビール。まだ何も詳しくないその分野で、こんな投稿を見つけた。

「大手飲料メーカーがクラフトビールとうたった商品を出すことをどう思うか」

私はクラフトビールのなんたるかさえ曖昧だったため、最初にこれを見たときに、いったい何が問題なのかがわからなかった。

わからなかったら調べてみよう。ということで、調査開始。

そもそも大手飲料メーカーがクラフトビールを作ることに問題がある?ということで、まずクラフトビールの定義ついて調べてみると、そこにすでに結論があった。

日本ビアジャーナリスト教会の記事にある記述を引用する。

クラフトビールメーカーが3000社以上あるアメリカのブルワーズ・アソシエーションが、『クラフトビールとは「小規模であること」「独立していること」「伝統的なビール造りをしていること」である』と述べていることから“クラフトビールとは小規模な醸造所で~”と語られようにもなっている。

日本ビアジャーナリスト教会/『クラフトビールとは? クラフトビールの定義とは?

クラフトという言葉が「工芸」という意味を指すことからも小規模での手造り、こだわりを連想させる。

日本でも団体により基準が定められており、小規模であることがそこに含まれているそうだ。

つまり、そういうところから「大手以外が作ったビールがクラフトビールなのに、なんで大手が出してる?」ってなるわけなのだな。

この問題、触れてみると本当にさまざまな意見が飛び交っている。

それは、「うまけりゃええやん」だったり、「大衆を意識するあまりクラフトビールらしくないものがクラフトビールとして販売されるのは嫌!」だったり、「流行らせてくれてありがとう」だったり。

SNSからGoogle検索のあちらこちらまで、この話題についてみなさん自分の意見を語っていらっしゃる。

なるほどな〜、勉強になります〜と拝見する私、それにしてもと注目したのは、このクラフトビールファンの熱量だ。

日本国内においてはクラフトビールは話題になっているとはいえ、まだニッチな分野。

しかし、これはどんな業界においても言えることだが、ニッチな分野というのはファンの熱が高い。さながら映画『300』のスパルタ軍のような精鋭たち。

クラフトビールとはというところからしっかり抑えて、自分の好きなビールを楽しんでいらっしゃる。なんてシビれる飲み方だろう。

こだわってつくられたものという特徴もあり、製品としてのルーツや作り手への愛着を持ちやすいのかもしれない。

そう思うと、もしかしたら大手のクラフトビールはなんか嫌だなと思うファンの心理の中には「ライブ中心のバンドだったのに、いつのまにかテレビに出てさ、なんか遠くに行っちまったな」みたいな現象もあるのかな、ないのかな。

なんにせよ、憤る、何か意見を持つというのは、それに対する愛やしっかりとした考えがあってこそだろう。

そして、そんなに人を魅了するクラフトビール、私もよりいっそう深めてみたいなと思ったのだった。



最後までお読みいただきありがとうございます! サポートまでしていただけたら、飛びます🚀 学びのレベルUPに使わせていただきます!ウォァァ!🔥