クラフトビールファンのアチチな愛
最近入門したクラフトビール。まだ何も詳しくないその分野で、こんな投稿を見つけた。
「大手飲料メーカーがクラフトビールとうたった商品を出すことをどう思うか」
私はクラフトビールのなんたるかさえ曖昧だったため、最初にこれを見たときに、いったい何が問題なのかがわからなかった。
わからなかったら調べてみよう。ということで、調査開始。
そもそも大手飲料メーカーがクラフトビールを作ることに問題がある?ということで、まずクラフトビールの定義ついて調べてみると、そこにすでに結論があった。
日本ビアジャーナリスト教会の記事にある記述を引用する。
クラフトという言葉が「工芸」という意味を指すことからも小規模での手造り、こだわりを連想させる。
日本でも団体により基準が定められており、小規模であることがそこに含まれているそうだ。
つまり、そういうところから「大手以外が作ったビールがクラフトビールなのに、なんで大手が出してる?」ってなるわけなのだな。
この問題、触れてみると本当にさまざまな意見が飛び交っている。
それは、「うまけりゃええやん」だったり、「大衆を意識するあまりクラフトビールらしくないものがクラフトビールとして販売されるのは嫌!」だったり、「流行らせてくれてありがとう」だったり。
SNSからGoogle検索のあちらこちらまで、この話題についてみなさん自分の意見を語っていらっしゃる。
なるほどな〜、勉強になります〜と拝見する私、それにしてもと注目したのは、このクラフトビールファンの熱量だ。
日本国内においてはクラフトビールは話題になっているとはいえ、まだニッチな分野。
しかし、これはどんな業界においても言えることだが、ニッチな分野というのはファンの熱が高い。さながら映画『300』のスパルタ軍のような精鋭たち。
クラフトビールとはというところからしっかり抑えて、自分の好きなビールを楽しんでいらっしゃる。なんてシビれる飲み方だろう。
こだわってつくられたものという特徴もあり、製品としてのルーツや作り手への愛着を持ちやすいのかもしれない。
そう思うと、もしかしたら大手のクラフトビールはなんか嫌だなと思うファンの心理の中には「ライブ中心のバンドだったのに、いつのまにかテレビに出てさ、なんか遠くに行っちまったな」みたいな現象もあるのかな、ないのかな。
なんにせよ、憤る、何か意見を持つというのは、それに対する愛やしっかりとした考えがあってこそだろう。
そして、そんなに人を魅了するクラフトビール、私もよりいっそう深めてみたいなと思ったのだった。
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