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水を飲まない人が増えています。

パーソナルトレーナー高橋哲仁が記載します。今回の記事では「水」ついて書いています。水の大切さはご存知かと思いますが、どの位とっていいかなど重要性を簡単に解説していきます。
「一日どの位水が必要か?」
人間の体の約半分は水でできています。体の中に水が溜まっているわけではなく、体内を循環し様々な形で外に出ています。

まず代表的なのは、尿や便からの排出量です。一般的に健康な人は尿からですと、体重1kgあたり20~25mlになります。

体重60kgですと1日1200~1500ml便からですと約100mlが排出されます。両方合わせると約1500mlの水分が排出しています。

皮膚や汗からも水分は失われます。暑いときや運動をした時など、人間は熱を逃がすために汗をだして体温を下げます。その時に蒸発している水分の量は1日約600mlの水分が蒸発するのです。

そしてなかなか気づいていないかと思いますが、息を吐くときに、肺からも常に水分を出しています。ガラスに息を吹きかけると、ガラスがくもりますが、これは肺から息とともに出てきた水分がガラスについて結露したものです。肺や気道は常に湿っていて、この水分が呼吸によって、1日に約400mlも失われています。一般的に健康な方では、約2500mlもの水分が抜けています。体の水分を上手く循環させるには失った分だけ取らないといけないので、1500ml~2000mlの水が必要になってきます。
「どこから水分が取れているのか?」
私たちの水分は実は毎日食べている食材から取れています。ご飯やサラダ、肉、魚、みそ汁、スープなど、ほとんどすべての食事には水分が含まれています。

1日の食事から約1000mlの水を補うことができます。また、私たちは体の中で食べものを分解しエネルギーに変えていますが、そのときの化学反応によって体内でできる水分ができます。

これを「代謝水」または「燃焼水」といいますが、この水が1日に500ml。このほかに、1500mlの水を飲めば、失われた水を回収することができ、体内の水バランスが整うのです。ただし、運動など汗をかいた場合はさらに多くの水分を補う必要があります。
「水が不足するとどうなるのか?」
摂取する水分よりも出ていく水分の方が多いと体は脱水の状態になります。脱水症状になると様々な症状が現れてきます。

水分減少率2%・・・喉の渇き

3%・・・喉の渇き、めまい、吐き気、食欲不振などに

4%・・・体温の上昇、疲労感、イライラなど感情が不安定に

6%・・・頭痛、呼吸数の上昇、ふらつき、手足の震えなど

8~10%・・・幻覚、呼吸困難、精神錯乱、唇や爪が紫色など20%以上・・・無尿、生命の危機もあり死に至ることもあります。人間は食べ物がなくても水を飲んでいれば、2~3週間は生きられると言われていますが、水を一滴も飲まないと4~5日で死に至ると言われています。それほど水は体にとって大切なのです。
「水分不足で水の巡りが悪くなると様々な症状がおきます」
上記にも書いたように、一日2500mlの水分が排出され、失った水分を補給しています。しかし水分が不足し水分の入れ替えがスムーズにいかないと、数%減っただけで様々な症状が出てしまうので、脳は、体内の水分量に対してとても敏感になり、体内の水分が減ってくると脳は水を出さないように指令を出してしまいます。

そうすると排尿の回数が減り汗もかかなくなり、水分を体の中に溜め込もうとしてしまいます。

その為体の中に老廃物が溜まり血液の循環も悪くなり浮腫みの原因になるなど、不要なものを溜め込んでしまうので内臓の動きも悪くして様々な病気や不調が起きてしまうといわれています。体の中から老廃物をどんどんだしていきたいので、水分は不足しないようにとる必要があります。
「最後に」
いかがでしたでしょうか今回の記事では水について簡単に解説していきました。水は不足すると様々な症状が出ます!水は不足しないように摂取していきましょう。次回は水を飲むメリットについて簡単に解説していきます。

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