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パーソナルカラー診断を受けて、暮らしの色の悩みが減った話

日常生活で、どの色にするか選ぶ場面って意外と多く、買ったあとに「これでよかったかなぁ?」と不安になること、多くありません?ぼくはあります。

例えばインテリア。
ラグを買いたい!と思ってお店に行って「この色すてき!!」と一目ぼれしてルンルン気分で買って帰り、家で広げると、なんかビミョウに思えたり・・・

例えば服。
お店で着てみたりして選ぶけど、なんかしっくりくる服、こない服があるような気がするけど、なんかこの違いがよくわからなかったり・・・

でもぼくは理系で、感覚的な「似合う/似合わない」は、なんかしっくり納得できない。
そうしてとにかく無難なものばかり選んでしまいます。

そうした中、彼女に誘ってもらったのが「パーソナルカラー診断」。
わたし男性ですが、診断受けました!

パーソナルカラーの体験

ここで簡単にパーソナルカラーについて。
ウィキペディアによると『生まれ持った身体の色と雰囲気が調和した色』のことらしい。
めっっちゃ簡単にいうと、肌などの色が、「青系か/黄色系か」「暗い色か/明るい色か」で4タイプに分けましょうってこと。4タイプには、それぞれ季節の名前がついています。
・黄色系×明色→春(スプリング)
・青系×明色→夏(サマー)
・黄色系×暗色→秋(オータム)
・青系×暗色→冬(ウィンター)

想像してください、例えばどぎつい赤の服ばっかり目立って服に着られている感じがするオバハン。これは単にタイプがあっていないだけだというのです。
もしタイプがあっていれば服だけ浮くということもなく、しっくりくる見た目になると、写真などを見せて説明してくれました。

さて診断が実際どんなだったかというと、おしゃれで上品な先生のお宅におじゃまして、診断してもらいました!
焼肉屋の紙エプロンみたいな布を顔の下にあてて、先生に「この色あってる」「顔がくすんで見える」など判断してもらいます。
最初のうちははっきりとした色を当てるので初見のぼくでも「これはあわんな」「うん、これは近い」とわかったのですが、どんどん微妙な色になっていき、やっぱり先生に見てもらわないと全然わからなくなりました。。。
自分のことは自分が一番よくわからない、ここでもそうです。

結果、ぼくはサマータイプでした!

終わってからというもの、服を選ぶときの迷いがなくなり、また合う色の服を着ているという安心感が自分への自信にもつながりました。
診断は一回数千円。受ける前は高いと思いましたが、終わった今は納得できるコストパフォーマンスだと感じています。

インテリアとかの色えらび

さて、ぼくは仕事で家用の素材づくりをしています。
技術職らしく、できた素材は色まで数値にして、色の違いを計測したりしています。
新入社員のころはこの色の違いなんてよくわかりませんでした。「こんなん同じ色やろ」と思って測定すると、しっかり数字で「2だけ黄色い」など出てくるものです。
こうして機械で計測する経験を何度も何度もしていると、だんだんと「これは黄色がかっているな」「ちょっと白い」とわかってきます。

そして、例えば素材や小物など、同じ系統でコーディネートするとしっくりくるものだと習ってきました。
例えばビンテージな暗い系の木が目立つ家には、サンセベリアのようなちょっと暗い系の色の観葉植物がなじむし、逆に淡い色の北欧風の小物は浮きたちます。

ふと、パーソナルカラーの考え方、似ていると感じました。
肌の色もいろんな種類があるけど、そこに「青か黄色か」「白か黒か」という2種類のものさしをあてて分類しちゃおうというのが、強引にまとめたパーソナルカラー。

肌以外でも色が似あう似合わないを考える場面は、たくさんあります。
身の回りには、いろんな色があります。同じように「青か黄色か」「白か黒か」というものさしをあてはめてみるとどうでしょう。

白ひとつとっても、壁紙の白は、ちょっと落ち着いて黄色っぽいから、オータム。
冷蔵庫などの家電や自動車の白は、ぱきっとした真っ白が多く、これはきっとウィンター。

木の色も、いろいろあります。ニスなど塗ってない明るい木肌ならスプリング、濃い茶色ならオータムでしょうか。

こう考えると、食器などの小物を選ぶのもわかりやすくなります。
明るい木を中心とした空間なら、たとえば同じスプリング系統を選べば空間がなじむでしょう。
逆にあえてタイプが違うと、はっきりと見えます。ワインのボトルなんかを置いたら、ぱきっとワインが主張して見えるでしょう。


肌の色とインテリア、まったく関係ないと思っていたことがふとした瞬間に繋がって、面白いと思いました。


(参考)色の測定について;液晶で使うRGBではなく、CIE Labという単位系を使います。Lが白か黒か(0が黒で100が白)、aが赤さ(大きいほど赤く、マイナスなら緑)、bが黄色さ(大きいほど黄色く、マイナスなら青い)。例えば純粋なグレーは、L,a,bが50,0,0になります。


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