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病院実習7日目/流石にかなり掴んだ

病院実習7日目

本日は午前に盛り付け、午後からは調理ポジションに入った。調理は前回の調理に続いて大皿料理の担当となった。
前回は担当する食事の種類を把握しきれていなかったことや、厨房における細かい作業に必要な意思決定に躓いたので、その反省をいかして臨んだ。

まずは前回と同様にタイムテーブルを作成した。2時間前加熱開始のルールにもとづいて、提供開始の2時間前である15:30を堺に作業を組み立てた。今回は15:30より前の状態で着手可能な作業を洗い出したことで、前回に比べ作業を整理することができて、午後の作業開始のタイミングから比較的スムーズに動くことができたと思う。今回は2回目の大皿料理の作業であったことも、前回に比べてだいぶ動きやすくなったことの要因であるはずだ。

また、前回は数多くある食事の種類のすべてを把握しきれていなかった。そのため、今回は事前に「何をどれだけ作るのか」をきっちりと把握しておくことを意識した。その結果、調理の作業中においても、「今何をやっていて、この後、なにをやらなければならないか」が分かっている状態であった。おかげで、後手に回らずに済んだと思う。

午後は最後の一時間で、NST(=Nutrition Support Team)専任の管理栄養士であるY様から、板橋中央総合病院のNSTの実情についてご説明頂いた。
現在、板橋中央総合病院のNST専任管理栄養士は2名であり、その2名で各診療科の患者様の対応を担っている。一人の患者様につき週に1度、NSTメンバーで集まり、①情報共有→②回診という流れでサポートを行っているとのことであった。各診療科で曜日を分けて対応しており、一週間でバランスよく一周するスケジュールになっていた。NST算定が週に一度しか取れないため、NSTとしてオフィシャルな回診は週に一度であるが、患者様にはそれ以外のタイミング(昼食時のミールラウンドなど)で複数回接触し、継続的なサポートを図っているとのことであった。

また、一般的には、NST資格を持つ医師は病院全体で一人か二人の場合が多いらしい。しかし、板橋中央総合病院はNST資格を持つ医師が多く、それぞれが専門の診療科にNSTのメンバーとして在籍しているため、より患者様の実情に即した栄養プランをスムーズに実施することができているという。そういった面で、当院は充実したNSTの体制があると感じた。


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