見出し画像

腹痛にならないというライフハック

腹痛って本当に厄介ですよね。どこかを怪我したとか、頭が痛いとかよりも体が動かないし、あらゆるやる気が削がれます。僕自身、消化器系の不調がかなり起こりやすく、これまでの人生で数え切れないほどの腹痛と戦って来ました。しかし、なぜか毎回その腹痛に対して感覚的に対処していました。例えば、何となく痛みが緩和しそうだから腹部を温めたり。本当は原因を理解して対策を取るべきなんですが、怠慢により、今まで数え切れないほどの腹痛によって人生を損してきました。

そんな僕ですが最近、また急性胃炎になりまして、10日間ほど苦しみました。そして流石に今回の胃炎を機に、腹痛に対して真剣に向き合ってみました。情報源として参考にしたのは、『アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』というものです。

この本に書いてあることを参考にしながら、僕の現在の腹痛に関する認識理解を説明してみたいと思います。


POINT


腹痛は、胃腸炎や胃潰瘍、盲腸、逆流性食道炎、冷えからくるものなど、様々な形で現れますが、それらの原因は、「消化管の詰まり」ということに集約されると思います。
消化管とは、食道から胃、十二指腸、小腸、大腸など、口から肛門までを通る管のことです。人間はこの消化管で「呼吸」をしています。つまり、口から摂取した食べ物から消化管を通して栄養素を吸収し、また体内の有害な物質を消化管を通して体外へ排出します。消化管は、口でする呼吸と並ぶレベルで重要な「呼吸する」機能を担っており、人間の免疫機能の8割が消化管に集まっているとも言われています。
消化管が詰まることで、この「呼吸」が正常に行われなくなると、体に何らかの不調が生じることは、想像に難くないと思います。


REASON


消化管はなぜ詰まるのでしょうか?原因は、3つあると思います。
1つ目は、食べ合わせが悪い場合です。すなわち、消化スピードの異なる食べ物を同時に摂取してしまうことです。消化の速いものと遅いものを組み合わせて食べてしまうと、腸の中で化学反応=腐敗が起こります。それによって腸の流れが妨げられて、次第に詰まっていきます。

【消化の速い食べ物】
・果物全般
・トマト、かぼちゃ、パプリカ、唐辛子など
※)これらは消化管を30分で走り抜ける

消化の遅い食品は、上記以外のほぼすべてです。つまり、僕らが食べている大半の食材が、消化が遅いです。これらは、口から胃までを4時間程度、小腸を8時間程度で移動します。そして、消化の速いものと遅いものを同時に食べてしまうと、それら全部が消化されるのに18時間~24時間かかってしまうようです。このため、腸内で腐敗が起こり、消化管内が詰まります。

消化管が詰まる2つ目の原因は、食べすぎによるものです。これは、食べる量というよりかは、食事の間隔が1時間~2時間になるなどして、消化が追いつかず、胃腸に食べ物が停滞してしまうことです。変に大食いしてしまったり、間食が多かったりする場合などが考えられると思います。

3つ目の原因は、ストレスです。ストレスは精神的な問題で、体の機能とは関係ないでしょって思うかもしれませんが、関係あるみたいです。アダムスキー式腸活法の考えによると、「精神的ストレスは腸の直径を縮める」とされています。腸が縮むのであれば、詰まり易くなるのは必然です。
ここで運動の重要性が浮き彫りになります。というのも、お分かりのように運動はストレスを発散させます。しかしそれだけではなく、運動は消化スピードを早める効果があります。運動によって横隔膜が大きく上下に動くことで、それがピストン運動のように消化管を上から下へ押すことになります。ただ、食事の直後というのも体が動かないので、僕は食後90分からウォーミングアップをして120分後から強度を上げて運動をしています。通常、食べ物を口に入れてから消化・吸収して排出するまで30~40時間ほど必要ですが、一日5~6時間ほどトレーニングするアスリートならば、3~8時間しかかからないようです。


EXAMPLE


ちなみに、僕が最近急性胃炎になったときは食べ合わせの悪さが大きな原因だったと思います。トレーニングを本格的に初めたのと同時に食事に関しても、タンパク質と糖質をとにかく摂りまくりました。体を大きくしたくて、鶏肉と白米だけとか、サバ缶と白米だけというような食事をしていました。今思うと頭がおかしいですが、タンパク質や糖質を代謝するのに必要なビタミンB群や胃腸の粘膜を保護するビタミンA、消化管をコーティングする植物性の油など、沢山の栄養素が不足していました。また、糖質・ビタミンB6が同時に取れるバナナをバカ食いしていました。バナナは消化の速い食べ物なので、他の食べ物と同時に食べると消化管の詰まりにつながるので、本来は独立させて食べる必要があります。しかしそんなことは知らずに食べまくっていたところ、ある時にバナナを食べると嘔吐・下痢が止まらなくなりました。食べ合わせの悪さを痛感した経験です。更にあるものをあまりにも食べ過ぎると、後天的にアレルギー反応を起こすようになる、というものかもしれないので、今は体調を崩すのが怖くてバナナが食べられなくなりました。「まるごとバナナ」やチョコバナナクレープとはお別れです。これを読んでくれている皆さんはくれぐれも気をつけてください!!


また、急性胃炎になったあとは、胃腸を休ませることを最優先しました。具体的には、16時間ほどの断食をしたり、消化の良いお粥やうどんだけを食べたりして、働きっぱなしだった胃腸を回復させます。個人差はありますが、胃腸の回復になかなか時間がかかります。僕の場合は、固形物が食べられるようになるまで、10日間ほどかかりました。トレーニングを本格的に始めて2ヶ月で6kg増えた体重は、この胃炎によって6kgマイナスしてしまいました。つまり2ヶ月を10日間で失ったことになります。更に、回復するまではエネルギーが足りないので仕事も勉強も全然できません。本当に損失でしかないので、みなさんもぜひ消化管を意識した生活をして、僕のような機会損失を回避して頂きたいと思います。


POINT


腹痛は消化管の詰まりによって引き起こされる場合が多く、消化管が詰まるきっかけは3パターンあります。

・消化スピードの異なる食べ物を組み合わせてしまうこと
・食事の間隔が狭すぎること
・ストレスによるもの

食べ物の消化スピードを理解し、運動などのストレス対策をとることで消化管が詰まるリスクを最小化することが非常に重要だと思います。そして、それは複雑なことではなく、知っているだけで、日常生活の中で意識することができるものです。
また、人それぞれ体質が異なるので、ここで紹介したことや、一般に紹介されているヘルスケアメソッドは確実に効果があるとは言い切れません。僕自信もそうですが、様々なことを試しながら、自分の体にあった体調の整え方をできるだけ早く見つけることが大事だと思います。自分の体をコントロールすることが人生の早い段階でできるようになれば、多くの時間を最大限活用することができます。資産形成とかと同じイメージで、セルフコンディショニングも意識してみてください!


おまけ

ここまで読んで下さりありがとうございます!
本文の見出しが、POINT→REASON→EXAMPLE→POINT となっていると思いますが、これは「PREP法」といって、論理的な文章を簡単に書くことができる枠組みと言われています。P=主張、R=理由、E=具体例、P=主張の確認です。サラリーマン時代の研修で知ったのですが、文章に苦手意識がある僕には非常に有用な枠組みなので、今でも使っています。今回は本文に見出しが付けづらかったので、そのままPREPを見出しにしてみました。もし参考になれば使ってみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?