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仕事と遊びを別けるものは何か

意外にない。

部下をやってる時分、
「真面目にやれ!遊びじゃねえんだぞ!」
と、上司に言われたことが何度もある。まだハラスメントリテラシーのない時代なので、誰も言葉をあまり選ばなかった時代だ。

上司をやっている時分、
「きっちりやりますよ、仕事なんでね」
と、部下に言われたことが何度もある。

言われるたびに、「仕事と遊びの違いはなんだろう」とムズムズしていた。

そりゃもちろん法律で定められてる区分けなんだろうが、税金払ってもらうために無理やり作り出した仕事と遊びの概念だろう。本質的にはよくわからない。

一番最初に思いつく仕事と遊びの違いは金だ。
金が出てくと遊び。
金が入ってくると仕事。

うーんでもこれ、怪しい。

赤字の会社はどうだろう、支払いのほうが多い。これは金が出て行っているので遊びなのか。税金は取られないがたぶん仕事っていうだろう。

競馬などのギャンブルで大当たりしたら仕事か。税金は取られるが遊びなんじゃなかろうか。

こう考えると、金額の正と負で分かれているわけではなさそうだ。

じゃあ責任の重さ?

確かに億単位のプロジェクトは責任が重いし、命を預かるお医者さんやパイロットの責任は重そうだ。

ただ、遊びにも責任が発生する時がある。

スノボー行くときにウェアとボードを背負って上野駅にみんなで集まったとき、予約係である僕が予約を忘れてたことに気が付いたとき、死にたくなるほど責任を感じるだろうと思う。

スノボ旅行中に彼女にフラれたばっかりの僕がふさぎ込んでしまい、空気が悪くなっているのではないかと責任を感じているかもしれない。

皆でサッカー楽しんでるときに、ゴールキーパーやってる僕がスマホでnote更新しててバスバス決められてたらどうだろう。周りは僕に責任能力ありと判断してタコ殴りの刑に処すかもしれない。

遊びにも責任はありそうだ。少なくとも責任で仕事と遊びを明確に分けることはできない。

他には、、いや、もう仕事と遊びを別ける物差しが思いつかない。

僕の行き詰まりを打開する新たな物差しがあったら提供してほしい。

仕事と遊びがもっとクリアに分かれるその日まで、

「真面目にやれ!遊びじゃねえんだぞ!」って言われたら、
「遊びは真面目にやらないんですか?」

と言ってウザがられよう。






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