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与え方、にご用心。

成功するには、まず「与える」ことだ、ということは結構あちこちの自己啓発の書籍とかセミナーで語られることです。


これはもちろんその通りなのですが、少し注意が必要なんですね。


何かというと、自分では「与えている」という感覚でいると同時に「こんだけ与えているから、何かしらのお礼とか反応があるだろう」という「要求」の感覚を無意識に持ってしまっている人が、少なからずいるからです。


と、いまえらそうに書きましたが、もうちょっと若い時の私が、そうでした。

「こんなに良いチャンス、人を紹介したのだから、それ相応のお礼があるだろう」


そんな風に思いながら、自分では与えているつもりでした。そして、思った通りのお礼や反応が無いと物凄く腹を立てていました。


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そんなある日、やはり、「いいことをしたなあ」と、もらう気分での与えるをやってきた帰りの電車で、私の携帯に突如電話が鳴ります。

それは、妻が緊急入院して手術を受けなければならない、という知らせでした。


幸い大事にはいたらず、いまも元気で一緒に暮らしていますが、このときのことは今でも私の中に象徴的な出来事として刻まれています。


もちろん、私のお礼や反応の期待感があったから、そういうことが起きたのかということに、目に見える因果関係はありません。

ただ後から振り返ってみて、私の「与えてるんだから、ちょうだい」という感覚が何か呼び寄せるような関連があったのかなと今も思うのです。


与えるのは、大切。

けれどそれは、本当に「与えるだけ」であることが大切。


ある意味、赤ちゃんがきゃっきゃと笑ってみんなを喜ばせるように、ペットが普通にふるまっているのが喜びをもたらしてくれるように、

与えているという感覚すらないのが、一番理想的な状態なのかもしれません。


何も意識してないけど、気づいたら与えていた、というような。


そんな毎日を作って生きたいですね。

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