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かげぼうし

夕方になり日が傾いてくると、ポスティングしている家の白壁や自分の足元に影がくっきりと映し出されます。

この時期の白壁には、葉っぱの落ちてしまった枝だけの木々や落葉しない植物の葉っぱの影がまるで影絵のように映ります。そよ風にさらされてユラユラしていることも。

そして庭先に置いてある自転車や遊具の影などは歪曲した形で映し出されています。

日中動き回っていたミツバチはその日最後の太陽の光と暖かさを求めて、そんな影法師の近くをウロウロしたり、白壁にとまって小休止していたり。

夕方の影法師を見ていると何か懐かしい感覚になるのは私だけでしょうか?

影絵のようにくっきりと映し出されていた影法師は時間が経つにつれて少しずつぼやけていき、日暮れと共にやがてどこかへ消えていってしまいます。

その頃にはポスティングも終わり。周りが薄暗くなったら、いろいろと確認がしづらくなるので、心の中で「蛍の光」を流して帰途へ向かう準備に入っていきます。

自分の影法師、もともと体型はスリムな方だけど、脚が長く更にスリムに。でも影に映る出で立ちや姿勢はおじさんになったなぁ、イマイチだ。

まずは姿勢を良くしよう!