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キッチン

療養中の妻が少しずつ日常生活を取り戻してきて、毎日の食事を算段してくれているのですが、支度時間は家族みんな総出でバックアップをしています。

私は不規則勤務でいる時といない時がありますが、私がいないときでも子どもたちは手助けしてくれているようです。

昨日と今日は私もたまたまの土日休み。そんな時でも誰かしら欠けることが多いのですが、今回は家族みんなが家にいる休日となっています。

そして食事の度にリビングにあるキッチンに集結して、ワーワー言いながら食事の準備をします。

中肉中背の私、女性の割には長身の妻と社会人のむすめ、180cm近くある高校生の息子。この4人がリビングに隣接する2畳ほどのキッチンに集まるとどうなるか分かりますか?

食材を取り出すのに誰かが冷蔵庫を開けると誰かの動きの妨げになります。

食器棚の扉や鍋とかフライパンの入っている引き出しを開ければ誰かが避けなければなりません。

レンジやオーブンを使う時や炊飯器からご飯をよそう時、ゴミ箱に廃棄する時には、台を出したり引いたりしないとダメなので更に狭くなります。

移動する時は満員電車の人をかき分けるよう感じになります。

作るのと並行して洗い物もできる範囲でやっていくので、動線が被ります。

雑談したり、じゃれ合ったり、無駄に踊ったり歌ったりしているので騒がしくなります。

何だかんだで準備が終盤戦に入ると少しずつリビングへの配膳が始まっていき、ここでやっと人がバラけていって徐々に混雑が解消していきます。

そしてすべてが落ち着きそうな頃に、だいたいいつも予定にない簡単メニューをスマホを見ながら突然息子が作り始めます。(作っている間に急に食べたくなるものが出てくるようです)

と、そんなわけで怒涛のように支度が始まり、狭いところでワチャワチャしているうちに気がつけばあっという間に食事も配膳も終わり、ある程度の洗い物も終えて「いただきます」となります。

とってもゴチャゴチャするけど、それぞれある程度の年齢なので、みんなで動くと短時間で準備から片付けまでしっかり目処がつけられるのでご飯はゆっくり食べれるし、ワイワイガヤガヤで楽しいし、それぞれの負担も軽減できます。

今までは妻がメインで全てをこなしてきてもらったけれど、療養をきっかけにみんなが気にするようになったのでこの流れを崩さず、これからも全員参画型でいったほうが良さそうな気がしています。

やー、でもみんな大きくなって本当に狭っ苦しい。リビングが狭くなったとしても、もうちょっと広いキッチンが必要だったかな?