なぜ残っていられるのか?
先日は立地、アクセスなどの条件が良さそうなのに業態がコロコロと変わってしまうお店のお話しをさせていただきました。
前回の記事はこちら↓
今日はその逆で、町の外れや住宅街、団地にポツンと生き残るお店についてお話ししたいと思います。
皆さんがお住まいの地域では、交通の便も立地条件も悪そうなのに、昔から続いているようなお店はありますか?
ポスティングをしていると、お花屋さん、豆腐屋さん、精肉店、手芸屋さん、お茶屋さん、薬屋さん、パーマ屋さん、日用雑貨や食品を売るよろず屋さん、町の電器屋さん、ラーメン屋さん、町中華、お蕎麦屋さん、パン屋さん、和洋菓子屋、スナック、居酒屋など昭和時代やその前から続いているようなお店が、他の住宅に紛れてポツンと1軒だけ存在するのを見ることがあります。地元民といえど今までに認知していなかったようなお店ばかりです。
近所の人が利用することがあっても、わざわざ遠くからこういったお店を利用する人がいるとは思えない状況。
年々、街の新陳代謝は激しくなり、古いお店がどんどん廃れていく一方で、今もしっかり生き残っている昔ながらのお店。しかも立地条件やアクセスは悪い環境にあるお店。
しっかりとしたお得意先や常連のお客さんがたくさんいるのだろうか?
名物店員、カリスマ店員でもいるのか?
ニーズに合った良いサービスが継続的に提供できているのか?
店舗以外のフィールドで収益が得られる仕組みでもあるのか?
後継ぎが途絶えずにうまく循環しているのか?
お金持ちの道楽商売なのか?
その土地に商売繁盛の神様でも住んでいるのだろうか?
こんな条件の悪そうな場所でも、
『なぜ変わらずに残っていられるのだろう?』
その理由を計り知ることはできません。
無くなりつつあるこういったお店、大切にしていきたいものです。
ポスティングしているエリアで、すごく気になっている穴場スポットの町中華のお店が5軒あります。どの店も店構えは相当古く、店主の姿もお客さんもいなそうだったけれど店はオープンしている様子、謎のお店たちにポスティングの合間でいつか立ち寄りたいと思っています。