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WANTED

ポスティングをしているとたまに見かけるのが、家の門、壁や柱に張りつけてある捜索依頼の貼り紙。

その家のペットと思われるワンちゃんやネコちゃん、鳥さんを「探しています」ってやつです。

ペットは今や大切な家族の一員です。突然姿が見えなくなれば、当然いろいろな手段を使って探すだろうなぁと思います。貼り紙もその選択肢のひとつ。

ポスティング中にこういった貼り紙を見つけたら、一応内容をひと通りインプットしておきます。飼い主の思いを考えたら、何となく放っていくわけにはいかないなぁと思いまして。

ワンちゃん、ネコちゃん…といっても種類や特徴は千差万別です。貼り紙には居なくなった時の場所や状況のほか、写真や特徴、身につけていたと思われる目印等が記載されていることが多く、貼り紙の内容は捜索する上での重要な手掛かりとなります。

ポスティング中はその界隈をゆっくりと広い範囲で移動しますし、細かい路地や草地、公園などを横切ることもありますので、遭遇する可能性がなきにしもあらずですからね。

今までに実際に発見できたことはないし、貼り紙自体が経年劣化するほど時が経っているものもあるので、とても厳しい世界ですけれど、貼り紙はひとつの手段としてやっぱり有効かなと思いました。意外と通りがかる人は目にすると思いますので。

ただ、初動というかスピードも大事かと思います。居なくなったらすぐ探しに家を飛び出したいけれど並行して貼り紙も用意して貼っておけると発見率が高くなるかもしれないですね。

人間だったら行政防災無線で行方不明者の捜索依頼アナウンスが流れ、だいたいその日のうちか次の日には見つかります。登録すればスマホにも行方不明者情報が通知されたりしますよね。

今のところペットはそういうわけにいかないです。でもこれからは、そんな行政サービスがあったら人にもペットにも優しい住みやすい街になりそうですね。何といったって家族の一員ですから。街中、みんなで探せば、意外とすぐに見つかってしまうかもしれません。

と、そんなことを考えているポスティングおじさんのお話でした。