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マクドナルドのAIドライブスルー システム、日本に導入間近か?

コロナによって大きなダメージを受けている外食産業、大量閉店など悲しいニュースを目にすることも少なくありません。しかしそんな状況の中、マクドナルドだけは売り上げが下がるどころか、売り上げを伸ばしています。

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5月は何と前年度対比15.4%という驚異的な数字です。理由はモバイルオーダー、テイクアウト、デリバリーなど、コロナ対策で必要となったことを、既に構築していたこともありますが、地方・郊外型の店舗では、ドライブスルーも大きな要因とされています。

ゴー

「パーク&ゴー」という、スタッフが駐車場まで届けてくれるサービスを開始しましたが、今回紹介するのはこちらではなく、アメリカで昨年から導入されているAIドライブスルー システムについてです。

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マクドナルドが、AIテックのスタートアップ「Dynamic Yield」を買収してローンチしたシステムで、パーソナライズされた顧客サービスをドライブスルーでも提供することを実現しました。

どのような仕組みかというと、店舗ごとの人気メニュー、顧客層、時間帯や天候などの情報に基づいて、AIが最適なメニューをメニューボードに表示するというものです。暑い日は冷たいシェイク、梅雨寒で気温が下がったらホットコーヒーを表示するなども、AIが自動で判断して可能になります。

また注文した内容に応じて、おすすめの追加メニューの提案「ご一緒にポテトはいかがですか?」「ドリンクは?」をメニューボードがしてきます。

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顧客にとって効率的で便利と好評で、2020年1月の決算発表の際に「このサービスのおかげで過去最高の顧客満足度を達成したと」CEOのChris Kempczinskiが語っているほどです。

このシステムはアメリカだけでなく世界120ヵ国以上、37,000店舗に順次導入していく計画があります。

日本に関してですが、この4月にシステム開発を手掛けるDynamic Yield が、GINZA SIXにオフィス開設したことで、日本にも導入される可能性が高くなったと考えられます。

導入がされたら、いったいどんなメニューが提示されるのか、ちょっと試してみたいですね。車を持っていませんが、、、
くれぐれも段ボールで作った車では行かないようにしましょう。恐らく断られます。

車のナンバーを認識して、これまでの注文履歴などから、最適なメニューの提案をすることも考えられているようですが、個人情報にシビアな日本ではこれは難しそうです。

写真出典元:
https://corporate.mcdonalds.com/corpmcd/about-us/our-growth-strategy.html
https://ircms.irstreet.com/contents/data_file.php?template=1553&brand=74&data=275125&filename=pdf_file.pdf
https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2020/0612a/
https://news.mcdonalds.com/news-releases/news-release-details/mcdonalds-acquire-dynamic-yield-will-use-decision-technology

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