見出し画像

20代でやるべきことは、この3つ。


はじめに

なぜ書こうと思ったのか


先日、29歳を迎え、20代もあと1年となりました。
今一度、20代を振り返って、何か得たものはあったのか…
自分なりに整理をしたくて、ぐるぐると考えていたところ、意外と大事なことって、この3つに集約されるのでは?ということに気づきました。
20歳になったばかり、もしくは20代前半の方たちにとって、生きるヒントになればと思い、書き残すことにしました。

10代のころ、実はひきこもりでした。


20代を語る前に10代のころについて、少しだけ触れます。
実は、かなりのひきこもりでした。

中学1年の冬、突然学校に行きたくなくなり、休む日が増えました。春になると、復活して学校に行けるのに、なぜか冬だけは厳しくて…
結局、高校3年までそんな状態が続き、最後には留年!
でもこのままではダメだと思い、全日制高校から通信制高校へ転校。週1で学校に通いながら、週6でバイトの生活。

1年で自分を変えるために掲げた方針は「やりたいことを徹底的にやる」
そして目指したのは、①バイク免許取得、②四国お遍路一周
その時の自分には、あきらめずに何かをやり遂げること、すなわち「修行」が必要だと思っていました。

必死にバイトしたお金で無事に免許を取り、自分のバイクも買って、お遍路も回ることができました。そこで気づいた旅の楽しさ、人の優しさ、挑戦する面白さが、当時の私の仕事選び基準に影響を及ぼしました。

仕事選びの基準は「①経済的基盤の確立、②体力・精神力の向上、③人の役に立つ」の3つ。そう、だから最初の職は「陸上自衛官」を選びました。
私が19歳の時でした。

20代にやるべきことは3つ

①限界に挑戦せよ


挑戦することは、なんでもいいです。好きなことでも、嫌なことでも、ちょっと気になったことでも。それを限界まで挑戦してみること、それがやるべきことの1つ目です。ここでいう限界とは、生命の危機を感じるようなレベルという意味です。例えば、勉強だったら24時間のうち睡眠以外は、勉強し続けるとか、徹夜で勉強するとか。運動だったら、100km走ってみるとか。ゲームだったら、3日間寝ずにやってみるとか。
とにかく、今まで経験したことがないくらいの領域まで挑戦します。

そこまで挑戦する理由は、3つあります。
1つ目は「自分を知るため」です。空腹、眠気、暑さ、寒さ、痛さ、辛さを感じながらも、やるべきタスクはある。目標は必ず達成しないといけない。そんな状況の中で自分はどんな振る舞いをするのか、限界まで挑戦をしないと本当の自分は出てこないです。

2つ目は「精神力を鍛えるため」です。ここで諦めたら試合終了、その先の景色を見るためには、精神力で乗り越えることが必要です。その精神力は、もちろん日々の努力の積み重ねで鍛えることができます。しかし、その精神力が試されるのは、本当に追い込まれたとき。それを発揮できるかどうか、限界に挑戦してみないとわかりません。

3つ目は「自分のモノサシを作るため」です。限界状態では、一瞬の無駄な動きが命取りです。だからこそ、そのような状況でも判断ができるような基準=尺度=モノサシが必要となります。それを形成するには、見たり聞いたりするより、自らの限界に挑戦し、過酷を体験することが一番早いです。

以上3点が「限界に挑戦する」理由です。
そして限界に挑戦して得られるものは、「自分の軸」です。
特性を知り、乗り越える力を高め、モノサシを作ることで、自分の軸を形成します。今後の人生において自分の軸は非常に重要です。
たまにいませんか?自分の意見が言えない人や何言ってるかわからない人。

②多くの人と話せ


人はひとりでは、生きていけないです。多くの人の助けで生きることができています。だからまずは他人を知ることが必要です。他人を知るには話すのが一番早いです。
そして、話を聞くこと=相手の人生を知ること。本を読んだり、ドキュメンタリー見たりすることと同じくらい、またはそれ以上に価値があると思います。
で、話を聞くなら、できれば今まで関わってこなかった人と話してみましょう。その理由は3つです。

1つ目は「違いを知るため」です。限界に挑戦して形成された「自分のモノサシ」は社会において通用するのかどうか、他人との違いはどこにあるのか。独りよがりの基準になっていないか。それを見極めて、適宜修正を行うために、人と話しましょう。

2つ目は「できることを知るため」です。できるけどやらない、それは自分の選択なので問題ないです。しかし、それが「できること自体知らない」というのはよくあります。例えば、東京から九州まで2000円で行ける方法があるとか、電池で火がおこせるとか。自分が想像できる範囲というのは、自分が見聞きしたもの、経験したものに限定されます。人と話すことでできること知り、経験することで物事の解像度を高められます。

3つ目は「あこがれを見つけるため」です。いわゆるメンターのような、目標となるような人です。なかなか自分のやりたいことって、自分の中から湧き出してきません。であれば、人と関わり、目標を見つけることで、こんな人になりたいなあ、なるためにはどうしたらいいんだろう、というような前向き思考で生きることができます。ハッピーです。

そして、多くの人と話すことで得られることは、「アイデア・ひらめき力」です。他の人と違うところや自分で思いつかなかったできることを知り、それを実現するためにどうやっていくか。人と話すことは生きるヒントを得ることそのものです。

③お金を使え


お金、大事ですよね。今の世の中、お金がないと生きていくことすら難しい。ごはんも食べられない。だからといって、まったくお金を使わないというのは、逆にもったいないかなと思っています。ここでいう「お金を使う」ことは、むやみやたらに散財するという意味ではありません。例えば、海外旅行するとか、友達にプレゼントを買うとか、習い事をしてみるとか。
なぜお金を使うのか、その理由は3つです。

1つ目は「あらゆる経験をするため」です。人と話すことで知った「経験できる可能性」は知るだけじゃもったいないです。だったら実際にやってみて、自分の経験にしたほうがモノサシも修正できるし、教えてくれた人の気持ちもわかるかもしれない。そして、その経験が他の誰かの助けになるかもしれない。であれば、お金を使ってやってみるのはアリじゃないでしょうか。

2つ目は「お金の使い方を学ぶため」です。これにお金使うの無駄だったよな、そんな経験ないですか?でもそれって、自分でやってみて気づいたからわかったことなんですよね。これを繰り返すことで、本来お金を投下すべき対象というのが自分の中で、明確になります。何事も人生勉強ですね。

3つ目は「好きを見つけるため」です。仕事でも趣味でもなんでもいいです。人生の中で「好き」を見つけると、生きるのが楽しくなります。人って、自分のために何かを頑張るというのは、かなり心折れやすいですが、好きのためになら意外と頑張れるんです。だから、その好きを見つけるためにもとりあえずやってみる、そのためにお金を使ってみましょう。

そしてお金を使うことで得られるものは、「人生の楽しさ」です。様々な学び、人との出会い、経験により、視野が広がって、いろんなことに気づくようになります。それって同じ毎日を繰り返すよりも、意外に楽しいものなんですよね。もちろん、貯蓄をすることも大切ではありますが、10代後半~20代前半に経験したことは、これからの人生における行動方針のベースとなります。だからこそ、未来への自己投資という意味でもお金をつかってみましょう。

最後に


中学生のとき、私は早く大人になりたくて仕方がなかったんです。
お金を稼いだり、一日中ゲームしたり、日本一周したり、本当に自分のやりたいことができなくて不自由だなあと思っていました。

でも実際におとなになってみると、中学生のころからあんまり変わったように感じないんですよね。そこで気づいたのは「実際に行動してないから変わってないんじゃないか?」ということです。その時から、いろんなことをとりあえずやってみるようにしました。

で、9年間20代を過ごしてみて、改めて振り返ると、20代でやるべきことって、前述の3点にすべて集約されるのではないかということに気づきました。
私なりの考え方・生き方ですが、もしこの記事を読んでいるあなたや、あなたの周りの人の未来を変えるきっかけ、生きるヒントになれば幸いです。

#この経験に学べ


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?