2日に1回は目の前で孫を歌われる気持ちも考えてください。
「なんで~こんなに~かわいいのかよ~~~」とムツゴロウ並みにもみくしゃにされるので、揉まれながら毎回その続きを歌っている夛野々(たのの)です。
物心ついた時から、他人と無意識に比較されながら生きているのが当たり前のこの世の中。
「あの子より背が小さいわね」「クラスで一番かけっこがのんびりしてるね」「どうして食べるのがこんなに遅いのかしら」「ほかの子はこうなのに、どうしてこの子は…」
などなど、など。そんな小さな【比較】なんてのは気がついたらされているものであって、むしろ比較されない場などほとんどないのではないでしょうか。
んでさ、悪い方の比較って「そんなことないよ!」「私も一緒だよ」って共感や励まされがちだけど、良い方の比較って、意外と言われた人の気持ちを考えること、ないよね。
「同期のアイツより断然仕事ができるな!」とか、
「他の子より目がパッチリしてるね」とか、
「背がスラリと高くてカッコイイね」とか。
いや、そう思ってくれるのは嬉しい!ありがとう!褒められてるんだもんね!相手からしたら褒めてるんだから、まさか嫌がられるなんて思うわけないじゃん!!
でもね、たまに思う。
イヤじゃないんだけど、言わなくても言いんじゃねーかなーー??って!!!
ほっといてほしいなーって時、めちゃくちゃある。
同じチームに配属された同期が、小さなミスを連発したり、いつもはできてた内容でケアレスミスしちゃったり、そういう時注意される言葉の中にふと「同期(私)はできてるんだから、お前もしっかりしろ!」と言われちゃったりして。
そして帰ってきたその子が「夛野々ちゃんみたいに、できるようにならないとね」って弱く笑いかけてきたりして。
後日、お昼ご飯や飲みの場で「しかし本当に、同じ時期に入ってきたのに安定感が違うな!出世するぞ!」と暗に比較されちゃったり。
友達同士で集まってコスメを紹介しあってる時、気になってたマスカラについて詳細を聞いたら「いやいや、すでに目が大きいんだからやる必要ないでしょ~」と一言置かれたり。
それ、今じゃなくてもよくなーーーい!!!???!!!!
そのタイミングで「私も仕事できないから(笑)」なんて言ったらイヤみっぽいし、かといってドヤ顔で「そうですね!」というのも全然違うし!!!!
いや私はマスカラの話をしたいのであって!目の大きさの話はしてないんだけど!!!
分かる、褒めてくれるのは分かる、ありがとう。
でもそう言われた時の気持ち、考えたことあるーー!!??
褒めるなとは言ってません。だって褒められるのは嬉しいから。幸せな気持ちになるし、期待に応えようとやる気も出てくるから。
でも、褒めたからといってそれを全部受け入れて喜んでもらえるかといったら、それは違うベクトルのお話、ということだけ。
もしかしたらタイミングがズレて、素直に受け止められないかも。
もしかしたら本人的にその褒められ方はされたくなかったかも。
そんななんやかんやが、本人にしか分からないなんやかんやが、きっと存在するんです。
そもそも論だけど「元カノより料理上手!」とか「元カレよりカッコよくて好き♡」なんて比較は、それ褒めてないからね!なんか、こう、思い出さなくてもいい過去に思いを馳せて余計な嫉妬しちゃうから!
普通に「料理上手!」「カッコよくて好き♡」でいいんだよそんな時は!!!
というわけで「相手からの愛情表現が強すぎて毎回孫を歌われるときの気持ち」をこの機会に考えてみてくださいね。
ちゃんちゃん。(強引なEND)
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