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EQ×介護 3

EQ×福祉サービスを考える(3)

前回、前々回とEQとは何かを①②③④にて定義しました。①②は、自分自身の感情に向き合うこと。③④では、相手の感情に関して、向き合うこと。下記にその定義を再掲します。

①自分自身がいま、どういう感情の状態にあるか客観的かつ意識的に感じ取る能力
②それらの感情な持つ特性を把握し、最適な感情状態を作り出す能力
③同時に対峙する相手の感情を読み取り、それが相手の言動にどう影響しているのか感じる能力
④それらの感情を利用し、より最適な感情を生み出すために、感情をマネジメントやコントロールする能力


●④をさらに深く考えてみよう。
「感情の利用」は、対人関係において「相手に共感する能力」として表されます。相手に共感し相手の立場に立って考える事で自らの感情のコントロールして、相手の感情と私の感情の橋渡しが出来ます。
♯ナラティブ♯対話「他社と働く」と言う文献でも、同じ内容のことが書かれています。
また意識して、明るい言葉や積極的な言葉を使うこともEQを高める事に繋がります。

●対ご入居者へのEQを考える
参考文献の引用ーダニエルゴールマンー
第十一章 医療とこころより
「医師や看護師はいつも忙しく、患者の精神的な悩みに無関心な場合が多い。患者の心理的•社会的現実を医療に取り込んで考えるべき根拠がある。医学的な症状とともに、情緒的側面も含み治療することにより治療成績が向上することが科学的に証明されている」

●対職員へのEQを考える
哲学者ウィリアムアーサー•ワードの言葉
「凡庸な教師はただしゃべる。良い教師は説明する。優れた教師は自らやってみせる。偉大な教師は心に火をつける」
「心に火をつける事」の重要性を改めて感じます

参考文献「EQこころの鍛え方」高山直
「EQ心の知能指数」ダニエルコールマン

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