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言葉に救われる日々

この前久しぶりに本を買った。

少し前に本を買いすぎたけど、思った程面白くなくて損をした気になったり(そのうちメルカリで売るけど)kindleで安くなってるからってそこまで欲しくもない本を買ってお金使いすぎたなと思ってたのでここ数か月は図書館の本で節約していた。

しばらくは買わずに借りて過ごそうと思っていたが、本屋さんをうろうろするのは大好きなので先日もいつも通りたまたま入った本屋さんで気になる本をパラパラみて、いつも通り買わずに棚に戻すつもりで手にしたら、その本が戻せなくなってしまった。

プロローグの数行だけで、「これはわたしのことか、、?」と思って、読み進めるのがやめられなくなった。

『休む時間を惜しんで働いたら、体調は不安定になってしまう。節約するために好きな食べ物を我慢していたら、ご機嫌斜めになってしまう。将来のために、好きな本よりビジネス書を読んでいたら、小難しいやつだと言われてしまう。

ずっと誰かに認められたいと必死だった。夢だった仕事に就きたかったし、バリバリ働くかっこいいOLになりたかった。特別な何者かになりたくて、みんなに憧れる生き方を探していた。

そうしていつのまにか心が疲れて、仕事を休むことになった。ありのままの自分を見失い、「何も手に入らない」という現実だけが目の前にポツンと立ちはだかってる。(中略)

自分でがんばっているつもりだったのに、気付いたら、どんどん不幸に直進している。そんなことってあるよね?

だから、いっそのこと、がんばらないことをがんばるって決めた。

誰かに憧れられる自分より、自分が好きでいられる自分になるんだ。(中略)

努力というのは「我慢すること」や「他人から良い評価を貰うこと」だけとは限らない。疲れたら少し休んで、自分を見つめ直していくことも、立派な努力の一つだ。』プロローグより

タイトルは「がんばらないことをがんばるって決めた。」、著者は考えるOLさん(画像もこの本のものです)。はじめはこの手の本って最近増えてるよな~共感できるけどこういうのってレジに持ってくの恥ずかしいし、買うとしてもkindleで買お~と思った。でも、上のプロローグを読んでから、持った本が離せなくなった。

普段ならいつも買うポイントがたまる本屋さんで買いたかったけど、今すぐこの本を買わなくては!という謎の使命感に駆られてしっかり購入した。とても読みやすい本だったので一日で読み終えた。そして今後きっと何度も読み返して、何度も心が救われる一冊になると思う。著者の方も会社勤めの日々の中で鬱から休職を経験したらしく(そのことも本に書かれている)働くことや、理想と現実、休むことの大切など、あ~~~~わかるわかると共感できることばかりだった。読みながらこれは私のために書かれた本だと自意識過剰になるほど私には刺さる本だった(つまりとてもおすすめです)。

そして救われた言葉といえば、最近は色んな同じような境遇の方(鬱の方、休職中の方、復職された方)のnoteの投稿を読んでかなり励まされてる。

鬱だと診断されるよりもずっと前の私の不安の一つは、これって私だけなのではないかということだった。不安で一睡もできなかったり、唐突に死が頭から離れなくなったり、悲しくないのに涙がでてきたり、、、こんな発想になる自分はおかしいのではないか?だれも分かってくれないんじゃないか?と怖くてたまらなかった。

もちろん経験や症状、気持ちは人それぞれだけど、同じように夜眠れない人がいることや、将来に希望が見いだせない人、お風呂に入るのがめんどくさくて仕方ない人がいることなど、自分と同じ人がいると知れることの安心感は計り知れない、、、(感謝です)。首がもげそうなくらいうんうんってうなずきながらそんな投稿を読む日々。自分だけじゃないって知ることって精神的にはきっとすごく大切なことなんだろうな。私は自分の身近に同じように鬱や休職中の人がいないのでnoteで同じような方がいるとやっぱりほっとする。



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