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障害のある子の母親は謙虚でなければいけないの?

こちらは2021年10月11日にブログに投稿したものです。


先に説明しておくと、

うちのかわいい次男坊もダウン症。

ダウン症の子どもを授かり、

9ヶ月たった率直な感想。





私は天使みたいなママじゃない


障害のある子どもを育てているママって

笑顔が素敵で、包容力があって、

謙虚で、慎ましい。

総合的にみて天使みたいな

ママのイメージないですか?


それは偏見。


ふっつーのママ。

きっとみんなそう。

天使みたいなママは、健常児のママでも天使。

当たり前。


ちなみに私は天使とは真逆。

確かにヘラヘラ笑ってるけど、

包容力は皆無。

慎ましさなんて一欠片もないし、

図々しさは天下一品。

ついでに髪は内側がグレーw


正直言うと

自分の子ども以外と接するの向いてないし、

どちらかと言うと子どもは昔から苦手。


昔天使なんかじゃないってマンガなかった?

そんな感じ。

読んだことないけどw





24時間テレビ


じゃあ天使のイメージはどこからきたのか。

その謎は夏の終わりにとけた。


24時間テレビ。


私は昔からあの番組は嫌い。

無理矢理感動させられる感じ?

障害児ポルノというらしい。


もちろん私も人間の子やから

子どもたちが頑張っている姿は素敵やし、

感動するし、応援もしたくなる。


私が感じた違和感の正体は

障害のある子どもたちだけを集めているところ。


いろーんな子どもがいて

健常児も障害児も国籍もなーんにも関係なく

子どもたちみんなでそれぞれできる範囲で

頑張っていれば良くないか?

イッツアスモールワールド的な。


そして不思議なのが、

そこに出てくるママさんたちが、

みんな天使みたいなママ。

にこやかに微笑んで子どもたちを見守る。


ハイヒールでブランドスーツで

仕事終わりに駆けつけました!

みたいなバリキャリママがいない。


金髪でメイクバッチリで

ネイルバリバリのミニスカートママもいない。


私みたいに人生舐め腐った感じの

わちゃわちゃママもいない。


たぶん実際はいるよね?

次男のサークルにはそういうママいるし。

こども病院でも結構みかけるけど。

子どものことは普通に叱ってるし、

キィーー!ってなることだって普通にある。


たまたま映っていないのか、

意図的に映していないのか。

信じるか信じないかはあなた次第w


そうやってテレビから

障害のある子どもがいる母親は

こうでなくてはならないという

イメージを植え付けられていたことに気がついた。


実際次男のダウン症がわかった時、

私の脳裏によぎったのは

あんな天使ママにならなきゃいけないの?と。


知らない間に植え付けられた

固定概念の怖さを知った。


まぁよくよく考えれば、

保育園のお迎えに駅前を全力疾走していた私が、

あんな落ち着いた

素敵な天使ママになれるわけないのにw


早めに気づいてよかった。

トンダオカドチガイとはこのことよw





療育の面談で


「お母さんは専業主婦ですか?」

療育の面談で医師の先生に言われた。


私は違う。

むしろ自営業で育休も産休も取らなかった

フルタイムワーカー。


理由を聞いたら

障害のある子どもがいるお母さんは

ほとんどが仕事を辞めるらしい。


その時はそれはそうしないといけないという

世間の暗黙のルール?と思った。


だけど、9ヶ月たって

そうせざるおえない事情がわかってきた。


ものすごい数の定期検診のための病院通い。

小児科、大きい小児科、

耳鼻科、眼科、整形外科、循環器科。

それに加えて、療育にも通う。

全部平日の真っ昼間。

これ普通の会社員やったら

有給を使いはたすしかない。


そして保育園。

ただでさえ狭き門の保育園問題。

障害のある子どもの受け入れをしてくれるところで

なおかつ先生の手が空いているところ

(すでに障害のある子どもがいないところ)を

探すのは至難の業。


うちも今保育園難民。

一軒一軒近所の保育園に

電話をかけまくっている。


市が管理してくれていないから

今のところそれしか方法がない。

かけてかけてかけまくる。

そしてうちの次男は

立派な立派な待機児童になった。


そんな針に糸を通すような確率の保育園。

たぶんうちも今年中には決まらない。

普通の会社員のママさんは

仕事を辞めざるをえないのかもしれない。


私はとりあえず恵まれた環境下やから

仕事は辞めない。

次男の療育にも連れて行く。

眼科も、耳鼻科も、小児科も、循環器科も

なんやかんやあれやこれやも

定期検診に連れて行く。

ダウン症のサークルにも連れて行く。

お家でやる療育体操も、アイパッチも頑張る。

ブログもTwitterもやめない。

全部なんとかなるさ〜と思っているw





私の小さな決意


私は絶対派手な髪は変えない。

オシャレもする。

できるだけ小綺麗でいる。

仕事も辞めないし、むしろ成功したい。


これは私の小さな決意。


これからダウン症児を授かるママへのメッセージ。

オシャレだってできる。

自分の人生も全力で楽しむことだってできる。

旅行だって行くし、海外も行く。

海にも潜るし、山にも登る。

仕事だって全力で頑張れる。


24時間テレビの

切り取られた謙虚なママにならなくていい。

子どもに障害があったって、

それがなんだってんだい!

そのままのあなたで生きられると伝えたい。


おこがましいけど

あぜ道くらいの道しるべになりたい。


何年かかっても素敵ママには多分なれないしw




おわり。

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