「体」「心」「精神」の健康が人生を創る🧚‍♂️💫

「健康」ときくと、みなさんはどのようなイメージをもつでしょうか。

ここ最近は、世界情勢もあって、生活習慣や免疫力など、「健康」への意識は高まってきているように感じます。

では、そもそも「健康」とはどういった状態でしょうか。

病気にかかっていないということ？
体の不調がないこと？
病気にならないようにすることが「健康」的な体づくりでしょうか？

もし、そのように捉えていらっしゃるのであれば、それは非常にもったいないことです。

WHO(世界保健機関)では、健康について、次のように定義しています。
「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」
“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not
merely the absence of disease or infirmity.”

つまり、「健康」とは、“病気がない状態”をいうのではなく、“体も心も（社会的にも＝仕事やコミュニティなどで自分自身を表現したり、役割を全うすることなどを意味する）良好な状態”であると定義されています。

「健康」的な体づくりとは、「心身ともに良好で、前向きな状態をつくること」と言い換えることもできます。

体が前向きな状態を目指して、生活習慣や食事、睡眠を意識するようになると、日々のコンディションが良くなることを実感されるでしょう。

それは、もともとの体の状態が芳しくない方は、劇的な変化に感じるでしょうし、「あれ、そういえば最近調子がいいな」と緩やかな変化を感じる方もいらっしゃることでしょう。

そして、体がそのように変化してくると、いつの間にか、心も前向きに働くようになっていることに気づかれることでしょう。
（これには、自律神経やホルモンが関係していますが、また別の記事でお話します。）

「体」と「心」は相互関係にあり、相乗効果も生み出します。「病は氣から」という言葉は的を得た言葉なのです。

そして、ここからが本題。

では、なぜ「体」と「心」を健康にする必要があるのでしょうか？

健康にする＝前向きな体と心をつくると、どういう結果を得られるのでしょうか？

「健康」は、あなたの将来の夢やビジョンを叶える、悩みを解決する、「こうなったらいいな」を実現していくためにあるものです。

どういうことか？

例えば、ある人が車に乗って、行きたい目的地へ行くことになったとします。

もし、その人が「よし！行くぞ〜！」とやる気満々、目的地までの道順もばっちり、元気いっぱいの状態だったとしても、
肝心の車が、走れはするけれども、車検に出していない、洗車もしていない、メンテナンスもしてない、なんだか煙が出ていて、ガソリンも安い粗悪なものが入っている、という状態だったら。

いや、それで行くの？大丈夫？それは車を修理する方が速く着くんじゃない？と、言いたくなりませんか？

逆に、車は普通の状態だったとしても、運転するその人が、「はぁ、僕に本当にできるのかなぁ。道に迷ったらどうしよう。車も故障するかもしれないし。怖いなぁ。でも行かなきゃなぁ。もし着かなかったら修理屋さんのせいだ！」というように、顔色も悪くて、なんだか後ろ向きで、何かを我慢するように緊張している状態だったら。

いや、いいけども、もっとリラックスして前向きな思考に変えたらすいすい運転できるんじゃない？と、思わず言ってしまいそうになりませんか？

この例えでは、車＝体、運転手＝心、思考、目的地＝叶えたい現実、夢、ビジョンと捉えてみてください。

車も運転手もどちらもメンテナンスと最適な状態であることが大切で、しっかりとケアしてあげると、目的地に余計な心配や労力もなく進むことができます。

いわゆる自己啓発本などでは、考え方や心の持ち方を教えてくれる本はたくさんありますが、読んでもいまいち変わらない気がするのは、物理的に行動する、肝心な体への意識が低いためではないか、と私は考えています。

自分に合った体の使い方で、心や思考が変化すると、相乗効果を生み出します。

いわゆる意識の高い人の話ではなく、毎日幸せを感じて生きていくために、非常に重要なことです。

周りに気を遣ってしまったり、嫌われたくなくて自分を出せなかったり、状況や環境や人に振り回されているように感じたり、「なんか生きにくいなぁ」と感じる方が、「生きやすい」毎日を送るためにも、心と体の「健康」は不可欠です。

そして、難しいことをするのではなく、小さなことの積み重ねで、大きく変化していきます。

体と心の健康から、目的地に辿り着く。

私は、この流れを「精神性の向上」と表現しています。
バランス良く螺旋階段のように上昇していく、これが理想です。

「精神性」の向上とは、自己の成長、人生のステージが上がる、自然哲学的に言うと、エネルギーがより良い状態になったり、魂が成長する、というようなことです。

「健康」とは、目先や表層でのメリットばかりではなく、人生レベルでより良くなるための要のようなものなのです。

「健康」への意識は、若い人ほど薄くなりがちです。
なぜなら、体力があるし、日々風のように駆け抜けていくから。

だけど、体から出ているサインを、繊細にキャッチできるようになれば、川が流れるように、すいすいと色んなことがうまくいくようになります。

自動化しないこと。
意識的になること。
でも、過敏にはならないこと。

今、何を感じているか？何を考えているか？
自分の感覚を意識的にキャッチすることは、とても大切なことです。
自分の生活、人間関係、仕事、全てに関わってくることではないでしょうか。

「健康」を考えるとき、「今、自分の人生を良くするためにしているんだ！」と考えると、目的意識をもって取り組むことができます。
自分のことを客観的に捉えるのが難しい場合は、誰かとの対話の中で気づくのも良いことですね。

皆さんの「健康」への意識が変化し、「生きやすい」方が1人でも多く増えますように。

願いを込めて。