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いのち(食)をいただく【甘夏】
爽やかな酸味のなかにほのかな甘さ、ぷちぷちの果実の食感がたまらない甘夏。「夏」が名前に入ってるぐらいだから、夏の果物だと思っていました。じつは旬は、3月から5月なんだそう。
旬の初めは酸味のインパクトが強い甘夏、徐々に酸味がとれてまろやかになっていくそうです。果皮がしっかりしている3月4月の甘夏は、マーマレードジャムやピール作りにもってこいなんだとか。
ということで、人生で初めての甘夏ピールを作ってみました。これがまたなんとも言えないくらい美味しいんです。やさしい甘さのなかに、果皮の苦みがほんのりと。チョコレートをかけたら絶品スイーツになること間違いなし!
どこも余すことなくにしたかったので、あえて苦みの素であるワタは取らず、何度もしっかりと茹でて苦みを取りました。出来上がるまでに3~4日ほどかかりましたが、そのぶんの愛着といいますか、月日の美味しさもあるように思います。
さらにワタの部分は、砂糖に煮詰められてゼリー質状に、その食感がまた面白くて美味しいんだと知る機会にもなったと思います。
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