見出し画像

マーケティング戦略|ラテラル・マーケティングについて

Webマーケティングについては「TANOSHIKA HP作成」サイトにも詳しく掲載しています。
今回の記事では、マーケティング戦略|ラテラル・マーケティングについて書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。

水平思考で市場を創造

従来のマーケティングは垂直思考に立脚していて、「慣例」に基づく定型的な問題解決が図られてきました。これに対し、ラテラル・マーケティングは水平思考を基本に据え、伝統的な手法を打破して、新市場を創造しようとするものです。

ラテラル・マーケティング

★思考のスタイルには、垂直思考水平思考があります。垂直思考は、論理的に定型的な問題を解決するものです。これに対し、水平思考は、非論理的な思考で新しい解決策を見つけ出そうとするものです。「ラテラル(lateral)」とは水平的という意味の形容詞で、「ラテラル・マーケティング」とは、水平思考を行うことにより、新市場を創造する活動を意味します。
★先進国では今日、市場や縮小や成熟化が顕著になってきて、単に既存市場を切り刻むだけの細分化戦略では、大きな成果を望めなくなっています。そこで、取り組むべきなのがラテラル・マーケティングです。
★この概念の提唱者であるフィリップ・コトラーとフェルナンド・トリアス・デ・べスは、常識的、論理的な思考から離脱するための水平思考の方法論として、以下の3つのステップを提案しました。
・第1ステップ「フォーカス」:これは水平思考の対象で、新製品を開発する際のネタになるものです。
・第2ステップ「水平移動」:この段階では論理的な思考や常識的な思考をやめ、「代用」「結合」「逆転」といった水平思考を行います。
・第3ステップ「連結」:水平思考で出てきたアイデアを実現できるまで変更を加えます。


最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?