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友達ができるのは今が最後かもね

 幼稚園から大学まで18年間ずっと友達という存在が当たり前でした。友達ってどうやって作るんだっけと考えたときに、クラスや部活などのコミュニティが一緒になった人の中から気の合う人、ノリのあう人が仲のいい人として友達になっていったような気がする。
 

 大学に入って体育会の部活に所属して、友達と仕事仲間は両立できないと感じた。アナリストをしていた私は、同期のアナリストの子とすごく仲が良かったが、仕事仲間じゃなくて友達として一緒にいたいなあと何度も思った。社会に出てからの仕事と、部活でのスタッフとしての業務では少し違うかもしれないけれど、一人一人にやるべき業務が割り振られ、組織としての目標を共有して頑張らなければならない環境で、「ただのおともだち」ではいられないと思った。仕事だと、考え方の違い、熱量の違いなどの言いたくないことも言わなければならない時が多い。こんな言い方をすると友達だとその人の悪いところを言わなくてもいいのか、という風に聞こえそうだけど、友達として人付き合いしている分にはそんなにシビアな状況はなかなか発生しない。

 私が部活で友達と仕事仲間を両立できなかったのは、二人ともに余裕が無かったことが大きな原因な気がするけど、仕事仲間と友達は分けたいなと感じた。
 1年後には社会に出ることになる(と思う)私はこれから友達ができるんだろうか。プライベートで仲良くするような人ってそもそも社会人にいる者なんだろうか。そもそも社会人て休日に遊びに行ったりするの??想像がつかなさすぎて友達ができるのは大学が最後なんじゃないかと思っている。

 大学が最後と思っても、たぶん大学の人達と卒業後に付き合っていく時間はあんまり無いと思う。(これは私の職場の労働環境的にも、勤務地的にも)

 大学3年の春学期。4年生とM2の先輩方が卒業するのを見てああ私ももうすぐその立場になるんだと実感するとともに、もうこうやってバカみたいな飲み会をしたり、深夜に大学の池の周りで飲んだり(さすがに田舎すぎ)、無計画な旅行に行ったり、本気でバレーしたり、意味わからん写真ばっかり撮ったり、もう無いのかなと悲しくなる。ちょっとレシーブがうまくできなかったくらいで練習後に泣いたり、引退試合で優勝して終わったのにあんまりいいプレーができなくて泣いてたら後輩に慰められたり、途中から飲み会に行ったらコールしてくれたり、ちょっとした瞬間をどうかこれからも忘れたくないと思う。忘れたくない瞬間を共有できる友達に社会人になってからも出会えたらいいなと思うし、同僚とも友達であれたらいいなあ。まあ友達ができなくても学生時代の友達とずっと仲良くできるのでもすごくいいと思うけどね。
(そんなことより就職するのが先でしょ自分!!勉強しなよ!!あと一か月半で一次試験だよ!!官僚舐めるなよ私!!!)


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