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ハトヤホテルに泊まってみる

♪ 伊東に行くならハトヤ〜
昭和生まれの方なら一度は耳にしたことがあると聞いております。

昭和レトロブームの今、子連れにも優しい宿と聞いた私は2歳児を引き連れて伊東へと向かいました。

サンハトヤとハトヤホテル、かなり迷ったのですがやはりあの有名な渡り廊下で写真が撮りたい!!と思いハトヤホテルに決定。
何事も120%楽しみたい性分なので事前に昭和の服をネットで購入。

当日、ワクワクが止まらない私はチェックインの2時間前にホテルに到着し、車を停めると早速ハトヤ名物の消防車が!消防車好きな息子大歓喜。
ナンバープレートはもちろん41-26(ヨイフロ)。自衛のために構成されたハトヤ消防団のものですが、現在は法律の関係で動かせないそう。


次にフロントに向かい、足を踏み入れるとそこはもう昭和。
少し年季の入ったカウンター、床には派手な和柄の絨毯が敷き詰められ、天井には豪華絢爛のシャンデリア。大きなお土産屋さんはまだ閉まっていますが、シャッターから覗く女性用水着の柄もまたレトロ。

そして振り返るとそこにはこの旅の一番の目的といっても過言ではない、あの渡り廊下!シンメトリーで一直線に続く半円状の廊下の両サイドにはレモン型の窓が規則正しく並びます。その窓の真ん中を境に上下に分かれたオレンジ色の壁紙と縞模様の絨毯、天井には均等に奥まで続く小さなシャンデリアのようなライト。すべてがバランスよく、奇抜だけど心地よいため息の出るようなデザインでずっと見ていたくなります。

他にも何気なく置いてある椅子や、ハトのイラスト付きのカラオケコーナーの看板、お夜食コーナーなど至る所に昭和を感じられます。スリッパやルームキーまでレトロで可愛いのです。建物内を散策していたら2時間あっという間でした。

ハトのイラストがかわいい

広大な大浴場はハトヤホテル最盛期の客の入りを思わせます。
まだ外が明るいうちに温泉に浸かってボーっとするのって至福のひとときですよね。2歳は子供用の浴衣を着て満足気です。
湯上りに卓球コーナーとゲームコーナーへ、今日だけは財布のひもが緩みます。

お次は本日のハイライト、お夕食の時間です。
大浴場に続いてこれまた巨大な2階席付のお食事会場はステージとミラーボールがあり最盛期にはディナーショーなんかもやってたのかな、とバブル時代にに思いを馳せます。食事はバイキング形式でお刺身や一品がきれいに盛り付けられた小皿を皆思い思いにお皿にのせてゆきます。
部屋食もいいけど、大勢のにぎわいの中食べるご飯もまたいい。

お食事会場

おなかも心も満たされて部屋に戻るときれいに敷き詰められたふかふかの布団。今日の思い出を語り合いながらいつもより早く寝落ちしてしまうのも旅の醍醐味です。

早起きして6時に朝風呂へ。こういう時だけはパッと起きられるんですよね。運よく貸し切りで贅沢気分。朝を独り占めしているようです。
朝ごはんは昨晩と同じ会場で。
窓から見える海は気持ちがよく夜とはまた違った雰囲気です。

渡り廊下に後ろ髪を引かれながらチェックアウト。
1年分の昭和を摂取した私は次回サンハトヤへ行こうと心に誓うのでした。

夜の明かりも素敵

昭和世代には懐かしく、Z世代には新しい。明日行ける昭和、皆様もぜひ。


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