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働きたくない病

働きたくない。

現在ニュージーランドで職探し中なのだが、ふとそう思ってしまった。

この「働く」ことへの嫌悪感は、大学生で初めてバイトをしたときから消えていない。どこで働いてもだんだんバイト先に行くのがおっくうになり、やめる頃には心底嫌になっていた。

そんな感じだったので、就職活動も全然前向きになれなかった。そんな自分に焦り、早めに就活を始めて色んな企業を受けてみたけれど、結局決め手は「しっかり休めそう」だったなと、今になって思う。

そうやって選んだ会社も、案の定行くのがしんどくなってやめてしまった。せっかく無職になったことだし、今がチャンスだと思って海外に来た。「働く」ことからちょっとでも目を背けたかったのかもしれない。


なぜこんなに働きたくないのだろうか。働くことの何が嫌なんだろうか。

1つはたぶん、自分で好きに時間を管理できないことだ。大学生のときに思っていたのは、「遊ぶお金を作るためにバイトしてるのに、バイトのシフトのせいで遊べない日がある」ということだ。入れるときだけ連絡して、数時間働く派遣のバイトが平気だったのもそういうことだろう。

もう1つは、働くことに過剰にプレッシャーを感じてしまうことだ。「自分は責任感がない人間なのかな」と思っていたけれど、逆に責任感が強すぎるという可能性もある。自分で勝手に背負った責任に耐えきれなくて、押しつぶされてしまうのだ。


そんな訳で、たった数ヶ月でも働くことを考えただけで憂鬱になってしまう。海外で働いてみたくてニュージーランドに来たのに、矛盾している。

いつかもうちょっと軽い気持ちで働ける日が来るんだろうか。


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