激動の一年の始まり
子供を無事出産し、妻は近くに住む叔母の家に少し間、お世話になることになります。肉体的にも精神的にも追い込まれていた妻にとっては、とてもありがたい話でした。
私の方は単発のお仕事ではありますが、年内の収入源を見つけることができ、一先ず、息子と妻にしめしが付いたと思い、今後の仕事にもつながる様な働きをせねばと、意気込んでいました。
しかし、現実というのは少し前に設定した自分の想い、思考が見事に反映されるようで、仕事と人間関係が厳しいってなんのって。。。
38歳にして怒鳴られる日々が続き、契約を更新することなくドロップアウト。
今思えば、「お金は辛い想いをして得るもの」という強固な思い込みがあったため、このような現実が眼前に現れたのだと思います。そんな想いで得たお金は、不思議と執着が半端なく、自分の手元からも離れて欲しくないという想いに駆られてしまいます。
ここで、ちょっと生活面ではなく、私の稼げなかったマインドのお話します。
私は効率よく稼いだり、働くということに、妙に罪悪感があり、お金を受け取れない状態をキープしていたのです。それにも関わらず、お金が欲しいという大矛盾の海で全力で泳いでいるとは知らず。
そんなマインドでは稼ぐことができないのは、火を見るよりも明らかです。
叔母の家で過ごす息子、妻と私の関係にも次第に距離や温度を感じるようになり、私は疎外感と無力に苛まれるようになり、妻が戻ってきた時は、すれ違い、喧嘩の絶えない日々でした。
人間、不安があると、いくら大事な人でも傷つけてしまうということをこの時、学びました。
そんな2018年の暮れでした。
続く。