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【INTERVIEW】NIMBUS インタビュー

ライブハウスで血の滾るようなステージを目にし、全力でオーディエンスもそれに応えて良い日常が戻ってきた。
その中でも、実際に目にすれば拳を振り上げ、ギターソロでは誰もがメロイックサインを掲げ叫びたくなるであろうバンドがいる。

Photo by NORA ( https://instagram.com/norakura624?igshid=MzRlODBiNWFlZA== )
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今回は東京を拠点に活動し、先日EP『Nightfall』をリリースしたNimbusの皆様にこれまでの活動や新譜について、色々と語っていただきました!

Answer/Members
TAMA(Vocal)
Taniki(上手Guitar,Composer)
Fuji(下手Guitar,Lead Arrange)
Shunichi(Drum,Drum Arrange)
Ryota(Bass,Bass Arrange)



インタビューを受けてくださりありがとうございます!
この度は『Nightfall EP』のリリース、おめでとうございました。
先行して数曲のMVが公開されていましたが、各リリースと先日のリリースパーティを終えて、手応えはいかがですか?

TAMA : チェックしてくださりありがとうございます!
初のEPリリースという事もあり、予想を超えてかなり多くの反響をいただいています。実は三曲以上が収録された音源を出すのは初めてでして。
企画についても手応えはかなりよく、当日は少なくない数のイベント被りがありましたが、それでも尚多くの人にご来場いただきました。

Taniki : 音源として非常に完成度が高いものをリリースできたかなと満足しています。
ライブにおいてはリリースパーティで初披露した楽曲もあり、いい意味でまだまだ発展途上なところを感じているのでこれからのライブでどんどん進化させていきたいなと思いました。

Fuji : チェックいただきありがとうございます!
MV発表の翌日には前作のNOVAに続き海外のチャンネルからリアクション動画を寄せていただきました。展開が進むごとに衝撃で言葉を失っていく様子を見て、中途半端ではないものを作れたということを改めて実感しました。ライブ中も完全未公開だったCruXを含め素晴らしい反響があったため、大きな達成感が得られましたね。
また制作期間と遠征が重なっていたのもあり、スケジュール的にも体力的にもかなり過酷なところはありましたが、それを(多方面で衝突しながらも)乗り切ったことでバンドとしてさらに結束が強まったと感じています。

Shunichi : ありがとうございます。
正直なところ、手応えはかなり感じています。新曲”Nightfall"のMVに対するリアクションも含め、ライブでのオーディエンスの反応も確実に変わってきているかなと。
サポート時代からNimbusの成長を見守っていたので、本当にこれはすごく感じていますね。

Ryota : ありがとうございます!
国内外問わず反響を頂き、非常に手応えを感じております。
制作において多くの時間をメンバーと共に過ごし練り上げた今作は、バンドとして大きな絆を生みました。そのエネルギーを高い完成度で形にし、皆様に表現できたことをとても嬉しく思います。


・Nimbusというバンド名の由来について教えてください

TAMA:僕が好きなゲーム「ファイナルファンタジー零式」に出てくる敵キャラから付けました。「ニンブス」ってキャラなんですけど、システム上絶対に倒せないようになってて、なんか強そうだなって(笑)。また単語としてのNimbusには「後光/光輪/雨雲/積乱雲」という意味があり、神秘性と激しさを備えた我々の楽曲にもマッチしているなと。初期メンバーで何案か持ち寄り話し合った結果、僕の案が通りNimbusになりました。
余談ながら、僕の中でNimbusの他にはNightfallというバンド名候補もありました。


・Evilgloomのツアーファイナルにて初めて皆様のライブを拝見しましたが、聴いた瞬間にヴォーカルワークに含まれたデスコアのエッセンスと楽曲のオールドなメタルコアサウンドのバランスが逸脱でした。
皆様がこれまで影響を受けてきたアーティストやジャンルはどのようなものだったのでしょうか?

TAMA : ご賢察通り、僕はデスコアにかなり影響を受けています。元々はHIP HOPやダンスミュージックが好きで、その繋がりでCrossfaithが好きだったのですが、大学の先輩から紹介されたSuicide Silenceにかなり心奪われまして。そこからChelsea GrinやCarnifex、Thy Art is Murder等々のバンドを聴き始めました。さらに激しさを求めてEpicardiectomyやExtermination Dismemberment、Kraanium等々のデスメタルも通りましたが、決定打となったのはWhitechapelのPhil Bozemanのライブ映像です。今の僕のボーカルスタイルは、彼の影響が最も大きいと思いますね。そこからMiss May I、The Ghost Inside、As I Lay Dying、Breakdown of Sanityを経て、徐々にメタルコアに傾倒していき今に至りますが、やはり根底にはデスコアがかなり強く根付いています。

Taniki : 高校生半ばくらいまでは、J-POP、J-ROCKに強く惹かれており、ポルノグラフィティやRADWIMPSなどを好んでいました。
その後、友人の影響でSHANKや10-FEETといったメロディックパンクにのめり込むようになります。今思うと、この時点でNimbusの楽曲にある疾走感はこの時点で形成されてましたね。
そこから音楽フェスなどを通じてSiM、Coldrain、Crystal Lake等を知り、ヘヴィミュージックにのめり込むようになりました。大学生時代には入っていたサークルや友人の影響を受け、海外のアーティストに目を向けるようになりました。
メタルコア、ハードコア、デスコア問わずかなりたくさん聴いたので、絞るのが難しいんですが、Nimbusとして活動している上で影響を受けているのはParkway Drive、Unearth、August Burns Red、Knocked Loose、Emmure、Phinehas、Wage War、Alpha Wolf、Spiritbox、The Ghost Insideあたりですね。

Fuji : ギターを始めた理由が「ギターソロを弾きたい」だったんです。
所謂「ギターヒーロー」への憧れがあり、その中で出会ったMr.BigとAndy Jamesには衝撃を受けました。Paul Gilbertの速弾きはもちろんなのですが、What If...以降の心底楽しそうにプレイする様子を見て、「自分も演奏で人をハッピーにしたい!」と思うようになりました。Andy Jamesもテクニカルな演奏が注目されがちですが、彼の真骨頂はテクニカルなフレーズのスリルとGary Mooreに端を発する「泣き」のフレーズの両立にあると考えています。今後発表予定の曲に「これモロ影響受けてんじゃん(笑)」というのがあるので、そちらも乞うご期待です。
一方で、PanteraやSlipKnoT(1st~4th)、Upon A Burning Bodyなどグルーヴを強く感じられるバンドからも影響を受けている部分はあると思います。持てる全てを絞り切った結果生まれる爆発的なエネルギーに痺れました。あの破壊力、出せるようになりたいですね。他にも影響を受けたバンドは多々ありますが、自分の演奏の根底にあるのは上記のバンドやギタリストです。

Shunichi : 小学生の頃からDragonforce, Helloween, Impelliteriなどのパワー/スピードメタルを親父の車内で爆音で聴かされていたので、メタルへの入門はかなり早かったです。今考えたらとんでもない親父ですが、この日々がなかったらメタルプレイヤーを目指すことも無かったと思うので感謝ですね……。
そして中学生でSlipknotやChildren of Bodom,X Japanなどと出会うことで本格的にメタルドラマーを目指すようになり、その後はYellowcardやSilverstein·Story of the yearなどの海外オルタナティブや、girugamesh·The Gazette等の国内V系バンド、Mouse on the Keys等のテクニカルポストロックバンド、更にはColdrainやSiM、そしてCrystal Lake等の国内メタルといった様々なジャンルの音楽に出会いました。大学に入学してから現GtのTanikiと出会い、Wage WarやGideon、そしてParkway Driveを代表する海外メタルコアに傾倒していき今に至る……という感じです。
改めて書き起こしてみると、自分のルーツグチャグチャですね(笑)
ただ、色々なジャンルに触れてきたからこその引き出しの多さもあると思っているので、今回のEPでも細々と散りばめられたドラムフレーズのこだわりを見つけてくれたら嬉しいです。

Ryota : 元々はユーロビートやレゲエ、HIPHOPやダンスミュージックを好んで聴いていました。
ある時バンドをやってみようとなり、様々なポップスやロックを聴くようになりました。その中で、地元でFOADに、フェスでCrossfaithに出会い、ラウドロックのベーシストになることを決意しました。
その後海外のバンドに興味を持ち、最初に出会ったのが初期のAsking Alexandriaでした。自分の中で革命が起きたのを今でも覚えています。メタルコアにのめり込むきっかけであり、ルーツになったバンドです。
今ではBreakdown of Sanity、Wage War、Blessthefall、If I Were Youなど、他にも挙げきれないほどのオールド~モダンなメタルコアやポストハードコアバンドからプレイスタイルへの影響を受けています。



・今作のEPについて。
各楽曲の曲調の変化が非常に面白い一作だと感じました。タイトルはリードトラックのNightfallからきていますが、このEPのテーマやコンセプト、もしくはEPを制作するに当たって「どのような作品に仕上げよう」という目論見のようなものはあったのでしょうか?

TAMA : やはり今までのNimbusと、これからのNimbusをこのEPの中で体感してほしいという狙いがありました。このEPを通して我々の進化と変化を、そしてそれでも尚変わらぬ根底にあるものを感じ取って欲しいなと思います。

Taniki : 曲を作る上で、常に飽きない組み合わせというのを強く意識しています。曲単体で聴いても、次の展開を期待させるような、ワクワクさせるようなものであって、かつ他の曲と並べた時に、似た構成でマンネリ化させないような……そんな曲を目指しています。
今回のEPも一曲一曲がリードトラックになり得るつもりで制作していました。


・個人的には各所に散りばめられたギターソロやメロディアスなリフが印象的だと感じています。コンポーザーはメンバーのTanikiさんと拝見しましたが、楽曲制作のプロセスについてはどのように行われているのでしょうか?

Taniki : ありがとうございます。
自分は普段の日常の中でも常に頭の中で作曲が始まっていて、大体そこで全体のイメージができます。それを空いた時間でボーカル以外の部分をデモとして落とし込んでメンバーに展開、RECの前後でボーカル入れと各楽器のアレンジをしつつ、完成という流れになります。
個人的にはデモを渡す段階で80~90%は完成していると思っていて、それを他メンバーの力を借りて100%以上のクオリティに仕上げています。

Fuji : リードやソロに関しては「好き放題やっちゃってください」という風にメンバーが全面的に信頼してくれています。リードのサンプル込みのデモがTanikiから送られて来て、元々の構想は理解しつつ「ここでこれが来たら自分は最高に気持ちいい、皆さんどうですか?」の気持ちで使えるぎりぎりまで尺を使わせてもらっています。

Shunichi : ドラムに関しては、Tanikiと一緒に打ち込みをしています。ただ、ドラムのフレーズ自体は全て僕が事前に大体のフレーズを考えていき、Tanikiと話し合いながら彼がデモに入れたドラムに改修を加えて完成形を作っています。GtのFujiが加入してから、Nimbusの楽曲はよりリードギターを聴かせる方針に転換しています。その中でリードを邪魔しないように、かつ自分らしいテクニカルさを出せるようなドラムフレーズになるよう、実は各曲かなり時間をかけて打ち込みしています。
今回の作品”NIghtfall EP"も、リードを聴かせるパートは極力ドラムフレーズをシンプルに、その分他の部分で遊びを見せられるよう徹底して意識して作り上げているので、非常に緩急のついた面白いドラムに仕上がっていると思います。
曲の各所にばら撒いた僕の遊び心、ぜひ見つけてみてください。


・各楽曲の歌詞や歌詞の制作についてのnoteも拝見しました。Nimbusの楽曲は絶望の淵のような世界観からそれでも希望や光に向けて歩む…というイメージの歌詞が多いように感じています。
テーマにゲーム等の創作物の内容やイメージを取り入れているというのには驚きました。

TAMA : noteのチェックも本当に嬉しいです!このジャンルにおいては、歌詞に着目するリスナーって意外と少ないように思えます。だからこそ何かの拍子で歌詞に興味を持ってくれたリスナーがNimbusの歌詞を見た時に、言葉の背景を考察したり情景を想像したりできるような要素を取り入れています。テーマ選びの基準としては、歌詞に成形した際、複数の側面を持たせる事ができるようなものや、ギミックを仕込みやすい話題を選びます。そして何より、僕がそのテーマを好きか、興味を持てるかという個人的な嗜好も多分に含んでいます。
例えばNightfallは、ゲーム「NieR:Automata」を元に歌詞を書きました。ストーリーをつらつら書くわけではなく、作中の物語を通してプレイヤー目線で感じた事も落とし込んでいます。機械が感情を持ち、他人を愛するようになった時、その機械は命を持っていると言えるのではないか?という、AIが発達した現代の時事ネタ的な側面も持っています。
もう一つ例としてCruXは、アボリジニに伝わる南十字座にまつわる神話を元に作りました。この星座は「サザンクロス」という通称で、船乗り達の間で道標として有名です。しかし別の側面で、少しマイナーですが、アボリジニの間では生と死を象徴する神話に登場します。この曲は一見叙情詩や叙景詩に近い歌詞ですが、その神話の内容を知ると途端に叙事詩に変わるようなギミックになっています。
勿論他の曲でも、歌詞には様々なギミックを仕込んでいます。このように歌詞の背景を考察して、そこに関わったゲームや神話など元ネタの創作物にも触れてくれるリスナーが出てくると嬉しいですね。

・その中でも『KING』はベクトルの違う、攻めた歌詞だなと感じました。この曲のテーマやコンセプトについても教えていただけますか?

TAMA : KINGはコロナ禍真っ只中に書いた歌詞でして。メンバーの脱退、コロナ禍等々一番キツい時期に出来た曲です。
コロナ禍当時は様々な騒動がありましたが、それらの多くはインターネットに端を発しています。フェイクニュースが飛び交い、買い占めで市場が乱れ、ソースの不確かな陰謀論を声高に叫ぶ阿鼻叫喚の地獄絵図が広がっていました。
その状況を、東京喰種という漫画に登場する「適当な敵を祭り上げ群衆の視線をひと所に集める。足並みの揃った白痴であれば集団自殺させる事も容易い」というセリフに準え、かなり直接的に揶揄した曲です。実際当時は、群衆の視線はスマホに固定されちゃってるわけですし。大袈裟に言うと、僕なりの帝王学です。大袈裟ですけれど(笑)。


・今作のアートワークについてもお聞かせください。

Nightfall - EP より

TAMA : アートワークに関しては僕が制作しました。今までのアートワークも全て僕が制作していましたが、徹底的にシンプルさを念頭に置いてデザインしていたんです。そして今回初のEPリリースという事で、敢えて情報量が多いデザインにしてみました。色合いも変え、今までの青系統から一転し赤系統が映えるようにしたので、過去のジャケを並べるとかなり目立つかと思います。赤背景の上に鎮座しているロゴマークはNightfallの元ネタ「NieR:Automata」に登場する部隊のロゴをモチーフに作りました。
文字の配置なんかは、メンバーと相談しながら決めましたね。割とここは議論が起きました(笑)。

Taniki : 
曲を作る時にも意識しているんですけど、1人よがりなものを作りたくなくてバンドで活動してるわけですし、各メンバーの意思が必ずどこかに表れるべきだと思っています。
その結果、意見のぶつかり合いが発生することはありますね。


・都内での活動だけでなく、県外でのライブも精力的に出演している印象があります。ライブをする上で、Nimbusの皆様が大切にしている事はありますか?

TAMA : 必ずフロアのお客さんと目を合わせる事を意識しています。ライブ中はステージの僕達はめっちゃ楽しんでいるんですよ。その楽しさを伝えるためには、やっぱり目を合わせる事かなと。そしてただ一緒に楽しむだけでなく、僕らの構築した世界観に飛び込んできてほしいという意図もあります。雑に言ってしまえば、Nimbus村の人口を増やしたいんですよね(笑)。

Taniki : メンタルコントロールですね。
人前に立つので緊張しないようにはもちろん、機材トラブルとかそういうのが自他問わず発生した時にも、トラブルをトラブルと見せないように、心のコントロールを行なっています。

Fuji : まずは自分が全力で楽しむことです。自分が100%楽しめていないのに他の人に楽しんでもらうことは不可能だと考えているので、自分にもお客さんにも嘘をつかないライブをできるようにコンディション管理等にも気を付けています。
また自分がリードを弾いているときにこっちを見てくれる人は全員大好きなので、必ず目を合わせるようにしています。

Ryota : 感情の伝染のようなものを大切にしていて、都内/県外問わずその輪を広げられるようにと考えています。
とにかく自分自身、そしてメンバーみんなで全身全霊で楽しむこと。その気持ちを前へ前へ、見てくれている方全員に届け、伝われという想いで演奏しています。



・これまでの活動の中で、特に印象に残っている出来事を教えてください。

TAMA : 唯一のオリジナルメンバーとしては、正直一つに絞るのはかなり難しいです(笑)。やはり体制が入れ替わる毎に色々なドラマがあるわけで……
現体制で言うと、Nightfallの制作をするためにメンバー全員で意見交換をした打ち合わせが印象的でした。2日間に渡って夜中にオンラインミーティングをしたのですが、過去の体制を通してもここまで意見がぶつかるのは初めてだったんです。各々が意見をぶつけ合う中で、いい曲を作りたいという考えが全員一致している事が感じられ、いいメンバーに恵まれたなと実感でき感慨深いものがありましたね。

Taniki : メンバーが脱退して、自分とたまくんだけになった時があったんですよ。その時に、たまくんに「解散しよう」って告げられた時ですかね。
当時、心の中で「こいつなにいっとんねん、ぶん殴るぞ!」って思ってました(笑)今思うと、その時に諦めない感情が強く増して継続した結果、こうやってEPリリースまで来られたのであの時の感情は無駄じゃないものだったんだなと。
まあ、もう言われたくないですけどね(笑)

Fuji : 今年の4月末から5月末にかけて、お越しいただいた福岡から名古屋、豊橋と遠征が続きました。必然的に一緒に過ごす時間が長くなる中でメンバーのへの理解が深まり、その一旦の集大成を先日のリリースパーティーで示せたことが印象に残っています。


・コロナ禍が明け再びシーンが活性化してきましたが、SNSの意見等を見る限り国内外問わずライブの選択肢や多様性が増え、段々と飽和状態になりつつあるとも感じます。その点も含め、今後現在のシーンの中で挑戦してみたい事や実際に「これ」という目指しているものはありますか?

TAMA : 単純にシーンの上層を目指すだけでなく、Nimbus独自の地位を築き上げたいですね。少々安直ですが、ワンマンライブに挑戦してみたい気持ちは強いです。一時的なバズではなく、長く愛されるバンドになりたい。ある種のカルト的な。前回のKNOT FESTでParkway Driveを見た時に改めてそう思いました。いずれ彼らと絶対共演したいですね。マジで。

Taniki : 僕はまずフルアルバムの制作ですね。
実は僕個人でもうデモの制作には取り掛かっていて、メンバーにはまだほとんど内緒なんですが、かなり良いものになると確信しています。早ければ来年あたりのリリースを目指しているのでご期待ください。
もう一つは抽象的ですけど大きいステージに立つことですね……、具体的な場所を言ってしまうとそこにだった時に目標が一つ終わってしまうのであえてそんな感じで。
とにかくでかいステージにいっぱい立ちたいです!(笑)


・EPリリースという重大な節目を迎えたばかりとは思いますが、今後のヴィジョンやこの先の活動について可能な範囲で教えてください。

TAMA : 今後は、活動の規模感を拡大する方向にシフトしたいと思っています。国内で言えば、さらに上のキャリアや実績を持つバンドとの共演や、他ジャンルとの共演の機会を増やし、会場の規模も拡大するべく、自主企画も力を入れていきたいなと。また、個人的に海外市場をかなり重要視しています。未だ得られているサポートは少ないですが、SNS等オンラインでのアプローチをするべくコンテンツ力を強化し、いずれ海外での公演にも挑戦したいと思います。
海外バンドが来日する際、サポートアクトに真っ先にNimbusの名前が上がるようになると嬉しいですね。

Taniki : 今後はありがたいことにライブもいくつか決まっていってるので、それを着実にこなしてレベルアップしていきたいですね。また上記で「フルアルバムを」とは言いましたが、作曲者ゆえの欲なのか、今年中にもう1コンテンツかなんか出せたらなって……これはただの願望です。

Fuji : 海外のチャンネルからSNSでレスポンスをもらう機会がNOVAリリース後からじわじわ増えてきたので、海外ツアー……特に欧州への憧れや願望が少しずつ現実のものとして感じられるようになってきています。



・最後にこのインタビューの読者や、Nimbusのファンの皆様へメッセージをお願いします!

TAMA : このインタビューを見ていただけている方々は、今までのNimbusの事をご存知の方々も多いと思います。今回のEPで、いい意味で予想を裏切れたんじゃないかなと。このEPと、これからも新たに生み出されていく作品を引っ提げて全国を揺らしにいきます。より深く、より広く構築されたNimbusの世界にぜひ飛び込んできてください!

Taniki : 読んでいただきありがとうございます。今後も精進していきますので、応援していただけたら嬉しいです。

Fuji : 我々の新しい作品をチェックしてくれた皆さん、リリースパーティーにお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました!今後もライブで演奏している曲、完全新曲、まだまだ隠し球はたくさんあるので、リリース情報を始め何も見逃さないでほしいです。一旦はNightfall EPを隅々まで味わっていただけたら! #betruestaymetal

Shunichi : インタビューを読んだり音源を聴いたりしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。メンバー一同、ファンの方々には本当に感謝しています。ライブではお客さんに向かってオラオラ恫喝しまくっていますが、ファンの方々には本当に頭上がらないです!(笑)
Nimbusは伸び代しかないバンドです。正直もっといい曲はこれからもたくさん生み出していくと思うし、皆んなが驚くような景色の中でライブをしていきます。これから先の数年間、俺らの成長を一緒に見守っていただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!

Ryota :ここまで読んで頂きありがとうございます。
Nimbusに注目や期待を寄せてくれている方々、みんなに愛を叫びたいですね。
音源ももちろんですが、俺たちはライブバンドであろうという気合充分なので、皆様に直接お会いできる日を楽しみにしています。


今年行われた福岡でのEvilgloomのツアーファイナル。登場した数々の素晴らしいバンドの中でも、まるで瞬間湯沸かし器の如く、わずか1曲目の序盤で全員の視線と空気を己のモノとしたNimbusのステージはこと鮮明に記憶に残っている。
モダンなメタルコアの中に垣間見えるデスコアのエッセンスや、オールドなギターヒーローを彷彿とさせるギターソロ、落とすタイミングも歌わせるタイミングも決して逃さないそのパフォーマンス力。
「これはまた凄いバンドが出てきた」と、その日の帰る道すがらそバンド名を検索して音源を買おうとしていた。

今回、Nightfallという素晴らしい作品のリリースタイミングでのインタビューを受けていただき、メンバーの皆様に改めて感謝申し上げます。

音源だけでなく、インタビュー中にも触れたように彼らは間違いなく「ライブを実際に体感してみるべき」バンド。是非とも観てみてください。
今後のNimbusの活動にも要注目です!!

私、Marinaの今後の取材や活動費、または各バンドのサポート費用に充てさせていただきます。よろしくお願いいたします!